門司電気通信レトロ館

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 大正時代とは思えないこのモダンなビルは、逓信省門司郵便局電話課庁舎として建設されたもの。その後NTT門司営業所を経て、門司港レトロ事業に協力するために、建物を解体撤去して新築する方針を撤回。現在は門司電気通信レトロ館として一般開放されています。大正から昭和にかけて使われた電信電話機など数多くが展示され、入場無料。

 設計は逓信省営繕課技師として終戦までの間数多くの逓信局舎の設計を手掛け、分離派の一員として精力的に作品の発表などの活動を行った山田守。白を基調とした外観で、細長の窓を垂直線に並べて強調し、上部に山形のアーチのあるモダニズムを代表する洗練された意匠です。鉄筋コンクリート造3階建て。

門司電気通信レトロ館
旧門司郵便局電話課局舎 1924(大正13)年
設計 : 山田守 (逓信省営繕課)
施工 : 橋本組
北九州市門司区浜町4-1
撮影 : 2008.5.2
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交差点に面する角はアールになっています。各階ともに天井が高いです。普通のビルなら4階建て以上に見えます。
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建物前にある電話ボックス。灯台を模したもので、東京の京橋にあった日本最初の電話ボックスの復刻盤。
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壁の最上部、山形アーチの中に小さな四角の穴があいています。「内田式流水防火装置」と呼ばれる、火災でガラスの損傷を防ぐための水の出口となっているそうです。
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 変わった形の石造りの正面玄関。
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こちらは側面の出入り口。
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 大理石の床。
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大正から昭和にかけて活躍したレトロな電話機など約380点が展示されています。
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1階、コーナー部の内部。この部屋で資料や映像を閲覧できます。
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by gipsypapa | 2008-09-23 11:02 | 建築 | Trackback(1) | Comments(0)
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