ろうきん下関支店(山口県労働金庫下関支店)

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 唐戸の交差点から西に進み、筋を北に進んだところには、昔の下関の銀行街があったところ。その一角に昭和初期の関根要太郎設計の銀行建築があります。多くの不動貯蓄銀行を設計した建築家。

 外観は下部基礎周りと玄関廻りが石造で、大半はモルタル仕上げに目地をいれ石造りに似せています。正面ファサードは、2本のトスカナ式の円柱が設置され、一部玄関の庇とモールディングに古代ギリシャ風の葉(アカンサス)模様が刻まれて古典的な趣を出していますが、銀行建築としては、総じて装飾が少なく大人しい印象。

 当時では最先端の免震構造建築を取り入れた設計で、地下室に装置があるらしいのですが、現在地下室は封鎖されているそうです。不動貯蓄銀行下関支店として建てられ、日本貯蓄銀行、協和銀行を経て、今は労働金庫。鉄筋コンクリ-ト造り、2階建地下1階。

 関根要太郎研究室@はこだてに詳しい解説がありますので、そちらもどうぞ。

ろうきん下関支店(山口県労働金庫下関支店)
旧不動貯蓄銀行下関支店
1934(昭和9)年
設計 : 関根要太郎
免震基礎設計 : 岡隆一+小幡慶次
施工 : 籠寅組
下関市南部町21-23
撮影 : 2008.5.1
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 石造り風の外観は主に正面だけ。側面は手抜きされています。この周辺には銀行建築が並んでいたらしいので、近接してビルが立ち並んで側面は見えなかったのが理由ではないでしょうか。
by gipsypapa | 2008-09-02 15:28 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2008-09-03 06:34
ファサードだけ残して改修されたんじゃなくて、
最初から、手抜きだったんでしょうか。
ザ・銀行って感じですね。
Commented by gipsypapa at 2008-09-03 13:56
j-garden-hirasato さん、勝手に手抜きと書きましたが、最初からかどうかは、
知らないのです。(^^;;;
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