京都大学医学部 医学図書館第2書庫(赤レンガ書庫)

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  京大医学部表門を入ってすぐ右側にある煉瓦造り2階建て。当初は解剖学教室本館の一部として明治34年、医学部で最初に竣工した建築でした。本館は木造で、西端部に接続するこの標本室が煉瓦造りで建てられました。現在は、木造本館はすでになく、煉瓦造りの標本室のみが残り、医学部図書館第2書庫となっています。屋根は寄棟造り桟瓦葺。2連の縦長のアーチ窓を並べているのが特徴です。

 設計は京都帝国大学営繕課の山本治兵衛氏。永瀬狂三氏との共同設計が多いが、単独でも京都大学・留学生ラウンジ きずな(旧理学部物理学教室輻射学及び放射線研究室・防災研究所事務室)の作品が残っています。

京都大学医学部 医学図書館第2書庫(赤レンガ書庫)
旧京都帝国大学 解剖学教室本館標本室 1901(明治34)年
設計 : 山本治兵衛
施工 : 不明
京都市左京区吉田橘町
撮影 : 2008.1.3
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 1階と2階の間は、白色の石材とそのすぐ下の黒煉瓦の帯で分けられ、緩やかな曲線を描く縦長窓のアーチ部には石材と黒煉瓦を使っています。
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 2階の左端にある2連アーチ窓は鉄扉で閉じています。よく見ると、他の窓にもすべて扉のあったことを示すヒンジ(蝶番)の片割れが残っています。東京芸術大学の赤レンガ1・2号館のように、鉄扉があったほうが格好いいでしょう。
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 この左半分が木造だったところです。取り壊されて今はなく、コンクリートの壁で塞がれていました。
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by gipsypapa | 2008-07-11 11:08 | 建築 | Trackback | Comments(3)
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Commented by j-garden-hirasato at 2008-07-11 22:59
京大の赤レンガ、
赤すぎるように思いますが、
気のせいでしょうか。
「解剖学教室本館」っことは、
この中に、ギャー!
ブッツリ切られた校舎が
面白いです。
Commented by gipsypapa at 2008-07-12 22:58
j-garden-hirasato さん、写真のレンガの色は、見た目と変わらないです。
レンガの色は配合されている金属酸化物によって変わるようです。

あはは、解剖学ねぇ。いつも何かを切り刻んでいたのでしょうね。

Commented by i at 2008-08-27 21:10 x
かっこちいい

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