旧京都市立生祥小学校

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 ここも児童数の減少によって統合され廃校になった旧生祥(せいしょう)小学校。生祥小学校は、京都のいわゆる番組小学校のひとつで、番組(今で言う自治会)がそれぞれの学区に64校作った小学校のうちの一校です。少子化に伴いこの学区は御所南小学校と高倉小学校という新設された2校に、付近の小学校と一緒に統合されました。空になった建物は将来の利用を考えて今もそのまま残され、現在は京都市教育委員会の「地域教育専門主事室」が使用しています。

 京都市の戦前に建てられた小学校は、廃校にしても「安易に解体せずに後の有効利用を考える」という優れた都市計画があってこそ、他の都市に比べて数多く保存されているわけです。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

旧京都市立生祥小学校 1940~41(昭和15~16)年
設計・施工 : 不明
京都市中京区富小路六角下ル骨屋之町549
撮影 : 2008.1.3
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 玄関のファサード。巨大な4本の柱が特徴的。
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 玄関のガラス越しに中を。かなり広いロビーがあります。
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 玄関脇の大きな丸窓でアクセントをつけています。
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 全面がベージュ色のタイル貼りで軽快なイメージ。
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 まだまだ京都にはこのような小中学校が残っているのです。
by gipsypapa | 2008-07-04 14:15 | 建築 | Trackback | Comments(8)
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Commented by j-garden-hirasato at 2008-07-04 19:51
京都は行政の姿勢もいいですね。
古いものを安易に壊さない、
こういう姿勢が全国に広がればいいんですが…。
これは、かなり難しいですね。
Commented by sy-f_ha-ys at 2008-07-04 23:07
このような歴史のある小中学校の校舎があってこそ、街の品格が高まるのだと私は思いました。
玄関構えと、その脇の丸窓が素敵ですね!。
Commented by gipsypapa at 2008-07-05 09:40
j-garden-hirasato さん、京都はヨーロッパの古い都市と同じように
行政が景観の維持に力を入れています。
民間の新規の建築申請も厳しくチェックしますから、市保有の建物は簡単には解体できないですよね。
難しいですが、他の都市もそう願いたいところです。
Commented by gipsypapa at 2008-07-05 09:51
sy-f_ha-ys さん、昭和初期の小学校は、知る限り京都市営繕課が設計しています。
この生祥小学校は昭和15年ころで、比較的新しくデータがありませんが、
市立なのでここも同じでしょう。
多くの学校建築が残っていますが、同じ意匠はなく、それぞれに異なった特徴のある優れた建物ばかりです。
どんな設計者がいたのか、興味があります。
Commented by ナカオコウタロウ at 2010-04-05 23:31 x
卒業生です。いつまでも残っていてほしいですね。
Commented by gipsypapa at 2010-04-07 09:51
ナカオコウタロウさん、
コメントありがとうございます。
今の経済状況ではすぐには再利用の道が開けないでしょうが、
京都市はこの時代の学校建築を大切にしているようですから、
残してくれると期待します。
Commented by 宮嶌淳子 at 2012-01-03 11:49 x
昭和28年ごろ、竹間小学校から生祥小学校へ絵を勉強に行った覚えがあるのですが、特に美術に力をいれていたということがあったかどうか?知りたいのです。
Commented by gipsypapa at 2012-01-04 14:40
宮嶌淳子さん
??さすがにわかりません。
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