九州大学西新外国人教師宿舎第3号棟

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今日から再び福岡を少し。昔の福岡は熟知しているつもりで、かつこの近辺は中学、高校と通ったのですが、こういう建物があるのとはつゆ知らず。西新という町でも樋井川沿いの海側の死角になったような場所だったためです。

 かつての旧制福岡高等学校(現九州大学)の教養課程教師の宿舎があった一角だったらしいのです。当時は、大正13年に平屋建て和風家屋3棟、2階建て洋風家屋2棟が、更に昭和2年(1927)に敷地南西部に平屋建て洋風家屋1棟(外国人教師宿舎3号棟)が建て増されたそうです。今はこの外国人教師宿舎1棟のみが残っていて、九州大学国際研究交流プラザの敷地の中に保存され、会合などに使用されているそうです。

九州大学西新外国人教師宿舎第3号棟
旧制福岡高等学校外国人教師宿舎第3号棟 1927(昭和2)年
福岡市指定有形文化財
設計・施工 : 不明
福岡市早良区西新2-16
撮影 : 2008.1.14
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 樋井川沿いの道路に面した。この中央玄関を入ってロビーを抜けるとあります。
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 こじんまりした玄関ポーチが東西に1か所づつ。
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 外壁は各面とも下見板張り。隅や角部に柱がなく、下見板を突き付けです。
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 玄関ポーチの天井。
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 典型的な切妻造り。
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 プラザのビルのブラインドの隙間からも見えます。
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 前回の福岡シリーズでも書きましたが、福岡市には近代建築がほとんどなくなった中で、この建物がかろうじて残っている貴重な遺産です。
by gipsypapa | 2008-03-28 14:12 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2008-03-30 06:28
この時代の木造建築の色は、
すごく独特ですね。
何色とうまく表現できない微妙な色です。
でも、その色が何とも素敵です。
Commented by gipsypapa at 2008-03-31 09:59
j-garden-hirasato さん、この建物は昭和初期にしては古いデザインで、明治のような感じです。
福岡はなぜか古い建築物には無頓着ということもあって、この建物の存在もほとんど知られていません。
残っているのが不思議なくらいですが、守り続けてほしいです。
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