大阪中之島の朝日ビルディング

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 四ツ橋筋の堂島川沿い、中之島にある朝日ビルの本館。朝日新聞大阪本社のビルです。

 昔から何回も近くを通ったのですが、それほど古いビルとは認識していませんでした。なにしろ昭和6年の建物とは思えない現代建築で、殆ど装飾がありません。しかも低層部の外壁には、当時では最新素材だったステンレス鋼を使用したり、最上階に曲面ガラスを使ったりしたデザインは超現代的で、同時期の装飾を凝らした様式主義の設計とは一線を画した革命的なオフィスビルだったそうです。

 ところが、このビルもダイビル本館と同様に、高層ビルに建て替えられることが決まっています。解体は2014年の予定です。

 文化遺産としてのモダニズム建築 DOCOMOMO100選に選ばれた、鉄骨鉄筋コンクリート造り10階建て、地下2階。


朝日ビルディング 1931(昭和6)年/1968(昭和43)年増築
設計 : 竹中工務店(石川純一郎:意匠)(青柳貞世:構造)
施工 : 竹中工務店
大阪市北区中之島3-2 
撮影 : 2007.11.25 & 2008.2.19
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装飾がなく素っ気ないので、個人的にはこの種のモダニズム建築は、あまり追いかけていません。いわゆる建築素人なので。
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いつも通っていた四ツ橋筋のアーケードも、
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 ビルの中も、とても昭和初期の建築とは思えません。
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 堂島川の対岸から。このビルと四ツ橋筋を挟んだところに建つ「新朝日ビル」('58) 設計:竹中工務店も2010年に解体されるとか。
 双方、すでに高層ビルだと思いますが、更に高いビルが欲しいのですね。
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 こちらは1968(昭和43)年に西側/南側に増築された部分。同じ意匠が踏襲されています。
 このビルの地下2階から、土佐堀川の下を地下道で南に行ったところ(写真では手前)に、地下鉄四つ橋線の「肥後橋駅」があります。
by gipsypapa | 2008-03-10 14:47 | 建築 | Trackback | Comments(3)
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Commented by j-garden-hirasato at 2008-03-11 05:43
え~、解体されちゃうんですか。
勿体無いなあ。
新聞社こそ、こういう建物で留まるべきだと思いますが…。
Commented by gipsypapa at 2008-03-11 11:52
j-garden-hirasato さん、これももったいないですねぇ。その一言かな。
もうすぐアップする新朝日ビルも、すでに紹介した大阪の中央郵便局も解体されるそうです。
歴史のある建物で、まだまだ十分使えるのに。
Commented by 明治建築研究会 at 2008-09-09 18:56 x
後世に悔いを残さないためにも歴史遺産の保全・活用を、かけがえのない歴史建築は文句なしに開発的保全再生を図るべきです。大阪朝日新聞は文化財クラスの優れた近代の名建築です。
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