大阪府立中之島図書館

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大阪の堂島川と土佐堀川に挟まれた中之島は近代建築の宝庫。ここと隣の大阪市中央公会堂は大阪の建物ファンで、知らない人はいないといっても過言ではないでしょう。私も何回も訪れていますが、もっといい写真が撮りたい気持ちがあって、アップできずにいました。今でも満足したとは言えませんが、このままではキリがないので、一度アップします。

この図書館は明治の財閥だった住友家から大阪府に寄付されたもので、住友建築部の野口孫市と日高伴によって設計されました。本館はネオバロック様式。神殿風のコリント式円柱が並ぶ正面はギリシア神殿を思わせるシンメトリーな建築。ドーム状の中央ホールが印象的です。当初は中央部のみでしたが、両翼は1922(大正11)年に日高伴の設計により増築されました。国指定重要文化財の煉瓦・石造3階建て、銅板葺。

大阪府立中之島図書館
旧大阪図書館本館 1904(明治37)年
重要文化財 、大阪市指定都市景観資源
設計 ; 野口孫市・日高伴 (住友本店臨時建築部)
施工 : 久保田小三郎(本館)
大阪市北区中之島1-2-10
撮影 : 2006.3.11, 2006.5.28, 2008.1.26 & 2008.2.19


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 最も外観として重要な正面中央部がうまく撮れないのは、後ろに高層の大阪市役所のビルが迫っているためです。正面を西向きにした理由よくわかりませんが、戦後に建てられた市役所が景観の配慮なく今の位置に配置されているため、引いたアングルで撮れないことと、何よりほとんど日が当たらないのです。
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 こちらは東側の中央公会堂側から裏を見たところ。こちらは十分スペースがあります。
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 大正期に増設された両翼部を正面と南側から。本館正面もこれくらいの日当たりがあればいいのに。
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 本館正面の門は特別な時にしか開かれず、一般利用者は階段脇の入口から入ります。内部はやはりドームが美しい。
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 今年の1月末はドーム部が改修中でした。日当たりはこれが精いっぱいです。
by gipsypapa | 2008-02-16 19:05 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by gyuopera at 2008-02-19 16:10
初めまして。バルセロナに住むgyuともうします。
素晴らしい建物ですね! 日本にもまだこんな素晴らしい建物がたくさん残っているのですね。大切に保存していって欲しいですね。
私の故郷は、かつて製糸の町として栄えたところで、たくさんの洋館があったのですが、開発と称して、その大部分は壊され、安っぽい建物が並び、さらにそれも古くなって壊され・・・今は見る影もありません。
ヨーロッパでは、市が莫大なお金を出して修復をしているので、昔の建物・町並みがいつまでも保たれていて、とてもいいことだと思います。
日本は古くなったら壊して新しいものを、と言うのが一般の風潮で、残念に思います。
Commented by gipsypapa at 2008-02-20 09:50
gyu さん、コメントありがとうございます。
バルセロナにお住いですか。マドリッドは2回行ったことがありますが、バルセロナはまだです。gyu さんのブログを拝見しました。素晴らしいですね。ヨーロッパはどこに行っても思うし、こういう写真を見ると、日本の古い洋館を追いかけるのが、虚しくなってきます。(笑)勝手ながらこのブログにリンクを貼らせていただきました。よろしくお願いします。
故郷の製糸の町といえば、富岡でしょうか。先日、NHKのハイビジョンで「世界の名建築100選」という番組で富岡製糸の旧工場が出ていました。確かフランス人の設計で、煉瓦造りで、内部に支柱がなく、木製トラスで屋根を支えている素晴らしい建物でした。これも残してほしい建物です。建物の保存についてはおっしゃるとおりです。日本の事情もあり、一概に言えませんが、壊してしまえば、二度と手に入れることができません。これもニュースで見ましたが、ベネチアでは、傾いてきた古い建物を、安全の確保のために、つっかい棒工事をやって残すということをやっていました。日本なら、まず安全のために壊すでしょう。

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