「もともと戦国時代から,武士・商人・寺院などを城下町に集住させる政策があり,これは戦国大名による政治・経済・宗教などの権力を集中させる意味をもっていました。 天下人となった豊臣秀吉は,大坂城を築くとともに城下を整備し,多くの寺院を天王寺の周辺に移転させました。これが現在の寺町の原型です。 その後,大坂の陣(1614~15年)が終わった後,徳川幕府によって再び大坂城下の整備が行われ,この時にも寺院の寺町への移転がなされて,現在の姿になったようです。 なお,寺町地域の寺院境内にある樹木は上空から見ると鬱蒼としており,大阪市内の中でも,数少ない緑の地になっていますね。」 その中ほどに位置する心光寺に国の登録有形文化財に指定された変わった本堂があると知り訪ねました。本堂はインドのタージマハルを意識した建物でインド風の外観意匠とした寺院本堂建築。ソテツの木がエキゾティックな雰囲気を醸し出していますが、周りはお墓。驚きのお寺でした。 心光寺は浄土宗で1624年に僧西尚により創建されたそうです。仏教発祥の地はインドには違いありませんが、昭和の初期に、他では珍しいデザインが何故採用されたのか興味深いものがあります。鉄筋コンクリート造平屋建、ドーム付。 護念山 心光寺本堂 1929(昭和4)年 登録有形文化財 設計・施工 : 自家設計・施工(住職)? 大阪市天王寺区下寺町1-3-68 撮影 : 2008.1.1
by gipsypapa
| 2008-01-17 15:46
| 建築
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