日本基督教団福岡警固教会

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 福岡市の中心部を南北に走る「けやき通り」を南に入ったところに建つ、蔦が生い茂り、緑で覆われている教会。福岡市景観賞を受賞しています。

 昭和初期の献堂で幾何学的な形をしています。当時の教会建築としては斬新で珍しいと感じますが、それには理由がありました。

 設計者は中村鎮(まもる)。「関根要太郎研究室@はこだて」で紹介されていますが↓、
http://fkaidofudo.exblog.jp/6443344
「中村式鉄筋コンクリートブロック造」の建築を設計し、大正から昭和初期に活躍した建築家です。ブログでも紹介されているように、大正10年4月に起きた函館大火の後に「銀座街」建設を設計したことで有名ですが、実は中村鎮氏は福岡の出身なのです。(福岡県糸島郡波多江村生まれ、福岡市の私立中学を卒業)

 つまりこの福岡警固(けご)教会も九州では最初期の鉄筋コンクリートブロック造なのでした。鉄筋コンクリートブロック造り、2階(一部3階)建て。

日本基督教団福岡警固教会 1929(昭和6)年
設計 : 中村鎮
施工 : 田中忠雄
福岡市景観賞 2006
福岡市中央区警固2丁目11-20
撮影 : 2007.8.15
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 正面(東側)を見てわかるように正方形の集合。
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 エントランスとポーチ。
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 南面は一面に蔦が絡まって。
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 外見からだけでは、よくわかりませんが、「鎮(Chin)式ブロック」(中村式鉄筋コンクリートブロックの通称)と呼ばれるコンクリートブロックを積み重ねた構造なのです。

 ちなみに東京の弓町本郷教会 http://www.yumichohongo.com/ も中村鎮設計の教会です。
by gipsypapa | 2007-11-21 15:23 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 関根要太郎研究室@はこだて at 2008-09-29 00:58
タイトル : 東京・本郷の日本基督教団弓町教会(建築家・中村鎮設計作品..
◆東京・日本基督教団弓町本郷教会   ・・・・・建築家・中村鎮、設計作品探訪  前回の群馬県前橋市の橋林寺に引き続き、今回も建築家・中村鎮(1890~1933)設計作品を紹介したい。  そして本日取り上げさせていただくのは、大正15(1926)年、中村鎮36歳のときに竣工した日本基督教団本郷弓町教会。  位置的にいうとJR水道橋駅や御茶ノ水駅から数百メートル北、真砂坂というなだらかな坂(といっても殆ど平坦な道なのだが・・・・)を上った高台に建つ。ちなみにこの教会がある本郷界隈、戦前に建...... more
Commented at 2007-11-22 00:58
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Commented at 2007-11-24 23:58
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