名古屋の橦木館(しゅもくかん)

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 磁器貿易商「井元為三郎」の旧邸。大正15年に建築され、2階建て洋館、日本家屋、庭園、茶室などのレトロな雰囲気一杯の建物、敷地が一般に無料開放されています。
 現在はNPO法人橦木倶楽部により管理されています。公開日は土曜と日曜の両日です。

橦木館(しゅもくかん)
旧井元為三郎邸 1926(大正15)年
設計 : 白木時三
施工 : 柴田宇兵衛
愛知県名古屋市東区橦木町2-18 
撮影 : 2007.6.9
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正面に二階建てのスペイン瓦の洋館、奥には和風住宅があります。
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 門から入ると洋館の玄関。これも旧春田邸や旧豊田邸と同じような和洋折衷です。
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 玄関ポーチの天井にある星型の照明。面白い。
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 中に入って玄関を振り返ったところ。
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 玄関を入ると小さな絨毯引きのロビー。2階へ上がる階段がありました。
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 1階の洋室。応接間です。
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 洋室の床模様。案内していただいた橦木倶楽部副理事長の坂野さんに、維持することの苦労話も伺いました。坂野さんは、この建物の設計は武田五一じゃないかという噂があるとおっしゃっていましたが、私も同感です。というか似ています。
 その後、設計は白木時三、施工が柴田宇兵衛であることが判明しました。
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 奥の和館の廊下から見た洋館部分。
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 1階の和室。
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 洋館の階段を登って二階へ。広間と奥にもう一つ小部屋があり、境の上部はステンドグラス。小部屋の横にはバスルームがあります。名古屋の橦木館(しゅもくかん)_c0112559_15262835.jpg名古屋の橦木館(しゅもくかん)_c0112559_1527433.jpg名古屋の橦木館(しゅもくかん)_c0112559_15272893.jpg 



















洋館のドアにはそれぞれ違った文様。この辺は、もしかしたら武田五一?と思わせる遊び心を感じます。
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 当時のままのドアノブ。
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 2階から見た玄関ポーチの屋根。赤いスペイン瓦が使われています。
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 庭に面した藤棚のあるテラスでお茶でも飲むのが最高かな。
by gipsypapa | 2007-06-30 15:42 | 建築
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