名古屋の故春田鉄次郎邸

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 今回、名古屋のこの地区を訪れたのは、武田五一の建物があると知ったからです。
 この建物は陶磁器貿易商を主とする大洋商工を設立した春田鉄次郎の住宅でした。名古屋市都市整備公社が所有者より借り受けて、レストラン及び事務所に転貸中。創作フランス料理「デュボネ」として営業している部分と見学者用に開放している部分とあります。
 モダンな和洋両様式を採り入れた大正建築で、洋館と中庭をはさんで奥にある和館で構成されています。
 見学は入口が奥にあります。無料です。ただ中に入るには、次回紹介予定の旧豊田佐助邸を先に訪問して、そちらで市の係りの女性にお願いすると案内してくれます。なおレストラン部分は一般公開されていませんが、勿論、レストランで食事をすれば、見ることができます。

故春田鉄次郎邸 1925(大正14)年
設計 : 武田五一
施工 : 清水組
愛知県名古屋市東区主税町3-8
撮影 : 2007.6.9
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 門を入ったところにある1階の洋館がレストランになっています。この日、レストランは結婚式のため貸切になっていて入れません。
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 洋館部分のベイウィンドウ。南向きなのでサンルームだったのでしょう。
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 入れないまでも、玄関から覗きました。
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 洋館の右を通っておくに進むと和館の玄関があります。中に入ったらすぐこのポスターがありました。10月22日~12月4日の特別展とあり、おっ、と思ってよく見たら、平成17年。残念。
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 和館には武田五一や春田鉄次郎関連の展示品が。
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 階段は結構洋風です。
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 古いガス灯の跡。ガラス部分がなくなっています。
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 箪笥にあった象嵌。
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 ガイドの女性に話を聞くところによると、レストランになっている1階の洋館の窓はカットグラスが使われていて、素晴らしいとのこと。大阪吹田の西尾邸のカットグラスを思い出しました。
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 結婚式がなければ、普段はレストランで食事をしなくても、少し洋館を覗くことができるそうです。しかし今日はダメです。その代り廊下できれいな花嫁がスタンバイしていました。お幸せに~!
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 2階の窓から和室の外側を。手前の窓の意匠は洋風です。
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 建物の西側にある建物も古く、今も故春田氏の御子孫の住宅で現役だそうです。
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 本当は洋館部分の中を見ると、もっと武田五一らしさを実感できたのでしょうが、花嫁に免じて・・・
by gipsypapa | 2007-06-27 16:08 | 建築 | Trackback | Comments(0)
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