名古屋市役所本庁舎

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 今日からしばらく名古屋をやります。

 この建物は昭和初期に昭和天皇の即位御大典の記念事業として建設されました。懸賞募集に当選した平林金吾の案を基に,名古屋市建築課が設計。設計に当たっては,近代的な建築に和風の屋根を載せる帝冠様式のはしりとされる神奈川県庁舎の設計スタッフを招聘したと言われています。

 塔の屋根は名古屋城を意識したもので,頂部に四方睨みの鯱を載せています。隣接する愛知県庁舎のデザインに影響を与えたことでも知られているそうです。国の登録有形文化財の鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て、地下1階、塔屋付。

名古屋市役所本庁舎
1933年(昭和8)年
登録有形文化財
設計 : 平林金吾、名古屋市建築課
施工 : 大倉土木
愛知県名古屋市中区三の丸3-1-1
撮影 : 2007.6.8
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 中央塔の上部に二層の屋根を付し、最上層の屋根先端に四方にらみのシャチをのせて、名古屋城との調和を図っています。先に紹介した上野の東京国立博物館と同様な帝冠様式の建物で、塔がランドマークとなっています。
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 同じく帝冠様式の愛知県庁と並んで建っています。手前が愛知県庁。
by gipsypapa | 2007-06-21 14:26 | 建築
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