東京国立博物館本館

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 上野公園のシンボル的なこの建物は、 1923年(大正12年)の関東大震災で破損した旧本館( J.コンドル設計)にの代わりに建てられました。1931年に「日本趣味を基調とする東洋式とする」という設計条件を規定した競技設計が行われ、インドネシアの二重屋根の民家をモチーフにした渡辺仁案が当選し、原案をベースに竣工したものが現在の建物です。この建物は昭和初期に流行した帝冠様式建築の代表例だそうです。この独特な様式は、徐々に右傾化の傾向をみせる時代背景のなかで、鉄筋コンクリート造で日本国の力を表現する方法として流行したものです。重要文化財の鉄骨鉄筋コンクリート造2階建て、地下2階、本瓦葺。

東京国立博物館本館
旧東京帝室博物館本館 1937(昭和12)年
重要文化財
設計 : 渡辺仁、内匠寮(宮内省)
施工 : 大林組
東京台東区上野公園13-9
撮影 : 2007.5.1
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 反りのある和風の瓦屋根に、左右対称で横長のプロポーション。大陸建築の風格を感じます。
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 豪華な大理石張りの階段。
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 2階から見た1階のロビー。
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 内装や灯具も素晴らしい。
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 いずれも広く、部屋数が多い展示室。それぞれの展示品については、そのものに限り撮影禁止になっているものがありますが、基本的にフラッシュを焚かない限り、室内は撮影自由です。こういう配慮はうれしい。
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 テラスのそばの小ホール。壁の絢爛豪華な装飾は見ものです。
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by gipsypapa | 2007-06-08 10:55 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 関根要太郎研究室@はこだて at 2012-08-25 19:11
タイトル : 東京渋谷の小田急電鉄旧本社(昭和モダン建築探訪)
◆小田急電鉄旧本社  ・・・・・南新宿駅脇に建つ、昭和を代表する建築家・渡辺仁の若き日の設計作品  本日は前回の東武東上線・ときわ台駅(昭和10年築)に引き続き、東京都内に残る戦前築の私鉄施設を紹介してみようと思う。それは渋谷区の代々木(南新宿)に建つ、小田急電鉄の旧本社である。以前から気になっていた施設であったが、先週と今週の二回に渡りこの作品を訪問・撮影してきたので、今回はそれらの写真を中心に記事を進めていきたい。  小田急電鉄と言えば、東京の新宿から神奈川県の小田原や江の島を結...... more
Commented by daikatoti at 2007-06-14 14:50
壁のモザイクの連続模様、こんなのもあるんですね。普通なら
同一平面につるっと仕上げるところを、彫ったようになっていますね。
なかなか芸術ですね、この壁。石の色もきれいです。
Commented by gipsypapa at 2007-06-14 23:57
daikatoti さん、久しぶりです。はい、この壁は見ものでした。色々な石を嵌め込んでいます。今ではあまり見れない手の込んだ豪華な壁でした。
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