入間市西洋館

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 西武池袋線の入間駅で下車し、ヴォーリズの武蔵豊岡教会へ向かい途中に建つ黒茶色の化粧れんが張りの洋館。木々に囲まれ、見るからにシックな、落ち着いた、たたずまいです。大正11年ころに石川製糸の迎賓館として建てられた西洋館。現代から大正時代にタイムスリップしたような感覚に陥るようです。なお、設計者は室岡惣七といい、東大建築学科卒後、官庁勤めを経て東京で設計事務所を開業。棟梁は関根平蔵という、3代目の宮大工だそうです。
 現在は入間市の所有として保存されています。

入間市西洋館
旧石川組製糸西洋館 1922(大正11)年
登録有形文化財、入間市景観50選指定
設計 : 室岡惣七
施工 : 関根平蔵
埼玉県入間市河原町13-13
撮影 : 2007.5.2
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 一般開放されていますが、冬場を除いて、かつ2ヶ月に1日だけしか見れません。予め確認してから行った方がよいでしょう。この日は勿論、閉まっていました。ただ入り口は国道16号線沿いにもあって、そちらは施錠されていませんので、敷地には自由に入れます。
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 地下1階、地上2階建ての本館と、棟続きの平屋建て別館の2棟。いずれも木造で、本館は書院造り和室2間を含め総部屋数は約20あり、天井と床の細かな造形は部屋ごとに違うそうです。
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 こちらが棟続きの別館。高い煙突もあります。個人的にはこのこじんまりした建物が気に入りました。
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by gipsypapa | 2007-05-23 16:55 | 建築
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