旧福岡県公会堂貴賓館

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 福岡市文学館から南東に歩くと西中洲の一角に、美しい洋館が建っています。川を隔てて洋館の東側には九州一の歓楽街・中洲が、西側には高層ビルが林立する天神の繁華街です。

 洋館は明治43年3月竣工。木造二階建て、天然スレート葺き。正面に石柱を用いたポーチが突出し、左隅に尖塔をもつ八角塔があるフレンチルネッサンス様式を基調とする建物です。

 洋館は、はじめ九州沖縄八県連合共進会の来賓接待所として建築されましたが、その後公会堂、福岡高等裁判所、福岡県教育庁舎等約1世紀にわたり一貫して公共建築物としての使用されてました。設計の三條栄三郎氏は他にも太宰府天満宮楼門、福岡県立図書館、福岡県庁舎等明治、大正期に多くの設計を手がけたそうです。

 いま洋館は、平成17年3月に発生した福岡県西方沖地震に被災し現在、休館中。今回(2007.3.30)訪れたときは改修工事中で、全体がカバーに覆われ、建物はまったく見えませんでした。過去に何回か来ましたが、盆と正月のため中に入れませんでした。今度こそと期待していましたが、今回もかないませんでした。改修工事は平成20年以降までかかるようです。仕方がないので昔の写真をアップします。

旧福岡県公会堂貴賓館
1910年(明治43)年
重要文化財
設計 : 三条栄三郎(福岡県土木部技師)
施工 : 岩崎組
福岡市中央区西中洲6-29
撮影 : 2004.8.14 & 2006.1.17
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 心地よい緊張感と落ち着いたフレンチルネッサンス様式の建物で、一刻も早い再公開を期待します。
by gipsypapa | 2007-04-09 17:10 | 建築 | Trackback | Comments(0)
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