京都の銀月アパートメント

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 ヴォーリズ設計で有名な駒井邸を見に行ったときに偶然見つけた建物。帰ってから色々調べましたが建築年や設計・施工者など一切不明です。戦前の建物であることは間違いないようです。青幻舎の「京都の洋館」に紹介されているところによれば

{銀閣寺にもほど近い、北白川の疎水沿い。もう何年も取り壊しのうわさが立つ、古びた白い木造の洋館がある。四畳半一間の部屋が全部で二十戸ほどある二階建て長屋。白い木枠の大きな窓は波打ちガラス、入り口はグリーン瓦のとんがり屋根、手書きらしき看板には{銀月アパートメント」とある。近隣の人の話では、戦前にはすでに在ったらしい。誰にも詳しいことは分からない。分からないから噂が交々、いつも増えつづけている。}

銀月アパートメント
築年 不明
設計・施工 不明
京都市左京区北白川伊織町30
撮影 2006.5.21 & 11.23
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by gipsypapa | 2007-02-04 00:23 | 建築 | Trackback | Comments(21)
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Commented by toti51 at 2007-02-06 06:25
別ブログになってたんですね。 このアパートはたまりませんね。いいです。 物語の作れそうな建物ですね。映画の撮影なんかに使ったらいいですよね。 まだ使われているのですか?
Commented by gipsypapa at 2007-02-06 09:58
toti51 さん、You are welcome. 里山ガーデンのブログも見ていますよ。(^^)
この建物はアパートにしてはよく残っていると感心します。
波打ちガラス。昔はガラス製造の技術が未熟だったのでしょうが、古い建物の窓ガラスは波打っていて、それがレトロ感を感じさせます。写真を見ていただいたら、複雑な光の反射をしているのが感じられると思います。この建物の窓はほとんど波打ちガラスでした。つまり長い歴史ですが、窓を割る人が少なかったのでしょう。
住人の数はわかりませんが、私が行ったときにはアパートの前で若い男性が落ち葉を掃いていましたので、使われているのは間違いないです。青幻舎の「京都の洋館」という本(今も売っているはずです)には内部の写真も載っていますが、一度中も見たくなるのは間違いありません。
Commented by kumi at 2007-02-08 09:42 x
このブログも面白くなりそうですね。
で、このアパート、絶対中が見たいよね。2階の窓の具合がなんとも言えずいいですね。

変なこと聞きますが、周囲を撮影するとき、「お断り」するんですか?この前、両国に行ったとき、それこそ古い、レトロな理髪店があって、建物ファンならずとも一枚撮っとく!?って感じだったんだけど、勝手に撮っていいものか・・と躊躇して撮らずに帰ってきてしまいました。
Commented by gipsymania at 2007-02-08 14:10
kumi さん、いらっしゃいませ。
周囲を撮影するときに前もって「お断り」はしません。
建物はある意味、人に見せるためにデザインがなされているわけで、敷地に入ったりしなければ、問題ないと勝手に解釈しています。
ただ、撮っているときに住人のかたが出てこられたりしたときには、当然「撮らせてもらっています」とかの挨拶はします。トラブルは今までありません。
それにしても撮ろうとしたからには、それなりのカメラを買った?
Commented by gipsymania at 2007-02-08 14:30
kumi さん、両国の理髪店ってこれ?
http://igukun.exblog.jp/5692238
Commented by kumi at 2007-02-09 11:32 x
いやいや、違いましたね。これもいかにも古くていいですけど、私が見たのはもっと洗練されて(失礼!)天井が高く、外壁はうす緑の細かなタイル。床は確か白黒の16世紀オランダ風。でしたよ。

紹介してくれたブログにあったような理髪店は、うちの近くにもあって、いつもかわいい!と思いながら通っています。いつみても、大将がひまそーーーに客待ちしてる。
理髪店とか、商店というのは建物だけでなく、中で働く人も込みで世界が成立する気がしますね。

もちろん、それなりのカメラなんて買ってません~携帯かサイバーショットかで・・
Commented by gipsypapa at 2007-02-10 10:07
kumi さん、違いましたか。理髪店の赤青白のサインポールはそれだけでレトロではあります。子供の頃行った十六町の床屋(と言ってました)が今もあるのを確認。ただし建物は立て替えられていました。昔の建物はやはり水色の木枠のガラスの引き戸を開けて入ったような記憶が。
Commented by adriatic-sea at 2007-07-16 16:58
ああー懐かしいです、ほんまに。当時の思い出が蘇ってきました。
中は漫画の「めぞん一刻」みたいな感じで、木造の廊下に洗面所とトイレがありました。
部屋もほんまに昔のままの下宿屋さんというか、雰囲気はとてもいいですね。
ここは昔は女郎さんの場所だったということでした。窓から見る春の桜も美しかった。あの辺りや五条川端辺りにはまだまだこういった建物が残っていておもしろいです。
懐かしい想い出に触れられて大変嬉しいです。
どうもありがとうございました。
Commented by gipsypapa at 2007-07-16 22:43
adriatic-sea さん、「めぞん一刻」ね~、あの管理人さんみたいな人がいたらもっといいですね。
女郎さんの場所?知りませんでしたが、そう聞くと西側の丸窓なんかは雰囲気があります。
この一角に下宿していたとしたら、ご友人は京大かな。究極の下宿先は吉田寮でしょう。
京都シリーズを続けてますが、そのうちに吉田寮も紹介します。関係なかったらごめんなさい。

ところで adriatic-sea さんのブログを覗きました。クロアチア・・・・・
行ったことがないのですが、明るい日差しを感じさせる写真が素晴らしいです。
Commented by adriatic-sea at 2007-07-20 18:14
そう言えば、この下宿ではお化けが出るとよく騒いでました。
女郎さんが洗面所の所に立って出ると・・・。(ほんまか〜?笑)
吉田寮!おおー、楽しみにしてます。
京大(今出川ぞい)のそばに進々堂というカフェがありますが、ここの建物もなかなか味がありました。(学生時代ここでバイトしてました。わははっ。)
Commented by gipsypapa at 2007-07-20 18:34
adriatic-sea さん、お化けの話はありそうな建物でした。(笑)
吉田寮はお化けが出そうな感じではもっと凄いです。そのうち京大シリーズを始めますので、しばらく待ってくださいね。
進々堂は京大を訪問したときに外の写真は撮っています。いつか中に入ってからアップするつもりです。
Commented by nob06 at 2007-11-30 07:59
はじめまして。遅いコメントで申し訳ありません。
渋谷に住むnobといいます。
写真がとても素敵です。
20数年前、銀月アパートに2年間住んでいました。
もうすでにその当時からじゅうぶんにレトロでして、。
住人は、建物にふさわしく、けっこう変わり者が多かったです。
近くの芸短の子達はまともな部類。7~8回生とおぼしき連中や
インドな格好の若い夫婦、
夕方3時過ぎまで起きてこない5回生(私です)。
浮世からずれた人間の、癒しの場でした。

お化けの話は聞きませんでしたから、後になっての噂でしょうか。

なつかしくて、銀月時代のことは私のブログにも
ちょくちょくアップしていきたいと思っています。

もしよろしければ、銀月アパートのお写真を私のブログでも使わせていただけないでしょうか?

レトロな建物、僕もファンです。うちは羽沢ガーデンの近くですが、
まもなくマンションになってしまうそうで、残念です。

京大は、吉田寮もいいですが、西部講堂もおすすめです。
レトロを通り越して廃墟ですが(笑)

リンクさせていただきました。
これからもよろしくお願いします。


Commented by gipsypapa at 2007-12-01 00:01
nob06 さん、こちらこそはじめまして。
ここに住んでいらっしゃたのですか~。うらやましい。
その頃の生活は想像できます。そういうムードが今もこのアパートにはあるような。
銀月アパートの写真は自由に使ってください。nob06 さんの白黒写真はレトロでいいですね。内部の写真があればそれも見たいです。アップしたら教えてください。

西部講堂ですか?聞いたことがなかったので検索しました。写真があまりないようですね。京大は医学部を見てないので、機会があればその時にのぞいてみます。

リンクありがとうございます。ではこれからもよろしく。
Commented by nob06 at 2007-12-01 03:25
gipsypapaさん、さっそくのご返事とご快諾、ありがとうございました。
お写真、使わせていただきます。
内部の写真、他にむかしのがあったかどうか・・・。京都にいくときは寄っているのですがカメラを忘れていたりして、なかなか・・。

唯我独尊 ~Monologue~さんというサイトに、ちらりと載っていました。銀月をロケで使った映画クローズドノートの関係者の方のようです。
http://artcookstudio.blog54.fc2.com/blog-entry-234.html#more
僕が住んだ80年代前半とほぼ変わっていません。

西部講堂はロックの聖地と呼ばれていた場所で、今も現役のようです。
医学部の生協は、メシが安くてうまいですよ(笑)
銀月とおなじく疎水べりに建つ京大人文科学研究所もよい建物ですね。
ちょくちょくのぞかせていただきます。
これからよろしくお願いします。

Commented by gipsypapa at 2007-12-01 23:08
nob06 さん、ブログを拝見しました。(^-^)
「クローズドノート」も一度見ないといけませんね。

はい、京大人文科学研究所は素晴らしかったです。当時あのようなスパニッシュ風の建物を建てた武田吾一氏以下、京大建築学部の斬新さに感心します。
Commented by harumaki at 2009-11-23 21:03 x
銀月アパートの近在の者です。このアパートは映画の撮影によく使われます。「別に」発言で有名になった沢尻エリカの「クローズドノート」の伊勢谷勇介や、昨年公開の「鴨川ホルモー」の山田隆之の下宿先として登場しました。大島渚が京大学生時代に住んでいたという噂もあります。春はしだれ桜が絶品です。
Commented by gipsypapa at 2009-11-24 10:02
harumaki さん、
北白川の疎水沿いの桜は良さそうです。
ここに行ったのはもう3年前。
まだちゃんと残っているようでなによりです。
「クローズドノート」は、↑で紹介頂いていながら、まだ見ていません。(^^;;
映画に使われるということは、それなりに有名ってことですね。
Commented by こはる at 2010-07-29 00:57 x
銀月アパートの近くに住んでいました。子供のころはアパートの横にある藤棚が友達との待ち合わせ場所であり、遊び場でした。
当時はあの古びた佇まいがただただ恐ろしく、肝試しはおろか中を覗き込む事すら躊躇われました。しかし、春に咲く桜は美しく疏水に満開の桜よりもずっと印象的でした。
家のベランダからはアパートの二階の窓がちょうど正面にみえます。夜になれば光が漏れているので人は住んでいるのでしょうが、いまだ見たことがありません。そこがなんとなく不思議で魅力なのかなと今はおもっています。
しかし、こんなに有名なアパートだと言う事を初めて知りました。戦前の建物だったんですね。
Commented by gipsypapa at 2010-07-29 11:29
こはるさん、
初めまして。近くにお住まいだったとか。
子供だったら不気味なイメージでしょうね。
私は予備知識がなく、偶然見つけたわけですが、
すぐに魅かれてしまいました。
なかなかこういう洋風建築は残っていないので貴重です。
建物の由来はいまだに明らかになっていませんが、
波打ちガラスから見ても、少なくとも昭和初期の築だと思いますよ。
Commented by だいもんじハイツひがしかん at 2010-09-05 00:11 x
哲学の道沿いに立つ、伝説のアパート、大文字ハイツ東館(本館ではない!)にもお越し下さい。外観はイマイチですが、中はかなりかっこいいですよ(中に勝手にお入り下さって撮影していただいて結構です)。
ドラマや映画の撮影にも使われたこと多々あります。
(参考:http://blogs.yahoo.co.jp/sanma662/26971053.html)
Commented by gipsypapa at 2010-09-05 21:22
だいもんじハイツひがしかんさん、
大文字ハイツ東館?初めて聞いた名前です。
中に入れるのですか?そういうのは大好きです。
ブログも見ました。哲学の道沿いには結構古そうな洋館がありますね。
検索したら一発で住所がわかりましたので、
私の行きたいとこリストに登録しておきます。
ありがとうございました。
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