三国町の料理茶屋「魚志楼」

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三国町の最後です。あらかじめネットで調べて、昼食はここ魚志楼(うおしろう)と決めていました。すでに紹介したように九頭竜川河口の東岸沿いには北前船貿易を営む廻船問屋が軒を連ねていました。その繁栄にを背景にして、町には料亭やお茶屋が林立し、花街としても賑わったそうです。

「魚志楼」はかつての花街にあった芸妓の置屋でした。初代松崎四郎平が明治初期に創業し、四郎の名から志楼となったそうです。建物はこれも三国特有の「かぐら建て」の町家。平入りの表部分は店舗になっており,右手の渡り廊下に沿って座敷が並んています。小規模ですが、袖壁を付けた軒の低い外観と内部の造りは往時の湊町の賑わいをよく伝えるとして、東西の蔵や奥座敷とともに国の登録有形文化財に指定されている、木造2階建て。

料理茶屋 魚志楼
松崎家住宅主屋
明治初期
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
福井県坂井市三国町神明3-7-23
撮影 : 2017.3.7
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実はここにたどり着くまでに、急に激しい雨に合い、やっとたどり着いたのでした。出るときには雨はやんでいましたが、外観はくすんだ写真しか撮れません。
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ということで、以下2枚はネットの写真を借用しています。
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私たちはカウンターです。
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背後に座敷が一部屋あり、ここも食事処になっています。
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以下2枚は食べログから借用します。
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トイレを借りるついでに奥も見学しました。
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離れの座敷は1873(明治6)年の建造だそうです。
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座敷の金屏風や襖絵は当時のままに見えます。
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以下の3枚は食べログの写真です。美しい坪庭があります。
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連れは店の名物の甘えび天丼・・・
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私は海鮮丼をいただきました。
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店を出ると雨は上がっていました。三国駅からえちぜん鉄道で福井へ戻り、JRに乗り換えて金沢へ向かいました。

by gipsypapa | 2017-11-16 08:32 | 建築
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