カトリック鯛ノ浦教会

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鯛ノ浦教会は上五島における布教の中心として明治14年(1881)に設立されました。明治 36 年(1903) に、フランス人のペルー神父の指導により場所を現在地に移して教会堂を造り替えたのが現在の旧聖堂です。鉄川与助(てつかわ よすけ)が設計や建設に関わったそうです。

1979(昭和54)年に、新しい天主堂が出来てからは図書室その他宗教教育施設として使われています。旧聖堂は木造の単層屋根構成桟瓦葺き、外壁は下見板張りです。戦後すぐ、正面に煉瓦造りの鐘塔を増設する改造が行われました。聖堂の内部は三廊式で、見事なリブ・ヴォールト(こうもり)天井です。木造瓦葺き平屋建て。

カトリック鯛ノ浦教会旧聖堂
903(明治36)年 / 1946(昭和21)年増築
設計 : ペルー神父(指導)か(旧聖堂)
      鉄川与助(増設部)
施工 : 野原棟粱、鉄川与助副棟梁(旧聖堂)
      鉄川与助(増設部)
長崎県南松浦郡新上五島町鯛ノ浦326
撮影 : 2015.11.3
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ネット情報では、「戦後の改造時に窓枠の裏側に鉄川与助の墨書が見つかったと伝えられているが、この旧聖堂の建設時には鉄川与助は副棟梁的な立場で建設に関わっていたようである。」とあります。
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正面に増設された鐘楼は長崎の原爆で壊された旧浦上天主堂の煉瓦が使われているそうです。
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「おじいちゃんが建てた教会」という与助のお孫・鉄川さんのホームページにも作品リストにも旧聖堂は明治36年に野原棟粱施工とあり、昭和21年の増設部は鉄川与助の施工と記載されています。
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敷地にあるマリア像を祀ったルルドがここにも。
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詳細はわかりませんでした。
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新しい天主堂が建ったので、この旧聖堂は役目を終えました。図書館などに使われていて、内部は撮影可能です。
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この旧聖堂は木造ですが、屋根組みはリブ・ヴォールト(こうもり)天井。
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手前の現代的な建物が新しい天主堂です。
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by gipsypapa | 2017-04-10 08:32 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2017-04-11 06:05
このままでも、
十分教会として使えそうですが、
手狭になったのでしょうか。
図書館として利活用、
保存されてヨカッタです。
Commented by gipsypapa at 2017-04-11 09:03
j-garden-hirasato さん
確かにそうですね。
耐震性に問題があるのなら中へ入ることはできないはずです。
うれしいのは内部の撮影が自由なことです。
五島の他の教会では撮影禁止の表示はありませんが、
ツアーのガイドさんが内部撮影は遠慮してくださいと。
自分も遠慮しましたが、ネットにはたくさん写真があります。
多分、個人で訪ねる場合は何も考えずに撮影するんでしょうね。
数少ない経験ではヨーロッパではほとんど自由でした。
日本はそういう意味では保守的過ぎるようです。
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