桑田醤油(赤瓦六号館)

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倉吉の赤瓦館を代表する建築物の一つ桑田醤油。明治9年創業の醤油醸造場です。明治初期の主屋を残しつつ、大正4年に敷地全体を改修しました。先に紹介した「高田酒造」と同じように、敷地全体を使った近代の醸造業の典型です。

店舗兼住宅は近代的な意匠をもつ大規模商家の店構えで、いわゆる町家。付属する醸造施設を含め、近代の醤油醸造の形態を良く留め、貴重ということで鳥取県の保護文化財に指定された木造2階建て。

桑田家住宅及び醤油醸造施設(赤瓦六号館)
1876(明治9)年 / 1915(大正4)年改修
鳥取県指定保護文化財
設計・施工 : 不明
鳥取県倉吉市東仲町2591
撮影 : 2015.4.29
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裏側は土蔵があり工場になっています。
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白壁土蔵群を代表するランドマーク的な建築物です。
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桑田醤油のHPから。以下の写真は「とっとり文化財ナビ」から借用しました。
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作業場かな。
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住居部分は上質な和室です。
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明治40年東宮(後の大正天皇)山陰道行啓の際に随行した東郷平八郎の寝所となった地元の旧居でした。

by gipsypapa | 2017-03-02 08:16 | 建築
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