宮津の旧三上家住宅

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 宮津にある国の重要文化財、旧三上家住宅は、江戸時代に酒造業、廻船業や糸問屋などを営んでいた宮津城下有数の商家「元結屋(もっといや)三上家」の住宅でした。

 河原町通りに面して屋敷を構え、主屋を中心に、南側に新座敷、庭座敷がつながり,北側には釜場と酒造蔵などを配置。主屋を含めて8棟が国の重要文化財に指定されています。

 また、敷地の南隅に日本庭園があります。天保8年(1837)に増築された庭座敷棟から、南方向へ望む位置にあり、家伝では、宮津藩御用庭師の江戸金の作庭と伝えられているとか。

 古文書などから、主屋は天明3年(1783)の宮津大火で類焼したため,同年中に、新座敷は文政3年(1820),酒造蔵は文政13年(1830),庭座敷は天保9年(1838)の築とわかるそうです。

 主屋の外観は美しい白壁の造りで、徹底した防火構造の採用や隅扇垂木の軒廻りなどに特色があるといわれ,貴重な遺構です。別棟で建つ座敷棟などの接客空間は非常に質の高い、贅を尽くした上質なつくりで、見どころの多い建物でした。主屋は国の重要文化財の木造、入母屋造りの平屋、一部2階建て。

旧三上家住宅
1783(天明3)年以降
重要文化財
設計・施工 : 不明
作庭 : 江戸金(宮津藩御用庭師)
宮津市河原1850
撮影 : 2014.10.28
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 主屋の玄関を入ると店舗だったところでしょう。帳場が受付になっています。
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 すべての重要文化財の建物は江戸時代の築です。
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 酒造りをしていたので、釜場があります。
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 大天橋という銘柄の酒を造っていたようです。宮津なので天橋立から命名されたわけです。
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 三上家のものではないようですが、古いポスターが飾ってありました。
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 座敷棟です。三上家庭園は京都府指定名勝です。
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 池が縁先をめぐるかたちで細長く蛇行しています。庭園の中核には低めの築山があり、庭座敷側とは反りのある切石の橋で結ばれています。
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 宮津藩御用庭師の江戸金の作庭です。
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 座敷棟の部屋を回ります。
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 江戸時代とは思えないほど、よく手入れされています。
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 使われている木材やすべての調度品は、素人目にも一流品。
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 仏壇。高級材に漆で模様が描かれています。
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 天井板もすごい。
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 座敷等の各部屋にはそれぞれ異なる模様の釘隠しが打たれていて、細かいながら見どころ。
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 これらはその一部です。
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 予想以上に素晴らしい文化財でした。宮津を観光するときはぜひ訪ねてみてください。
by gipsypapa | 2015-05-13 08:59 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2015-05-14 06:20
かなりの商家だったのですね。
広い敷地に、
庭園もちゃんと設え、
建物から愛でられる配置になっています。
庭石に奇石を用いているのも、
江戸時代の特徴が出ています。
その奇石が、
馬かロバに見えるのが、
何ともオモシロイ。
Commented by gipsypapa at 2015-05-14 08:26
j-garden-hirasato さん、
奇石を使った庭は江戸時代の特徴なのか・・・
全く知りませんでした。
さすが。
私は熊に見えました。
ともあれすごい邸宅です。
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