天橋立 智恩寺

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 智恩寺(ちおんじ)は、駅から天橋立へ向かう途中にある臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は天橋山(てんきょうざん)または五台山です。開創は醍醐天皇の延喜年間(901~922)といわれています。通称「知恵の文殊」と呼ばれ、また地名から「切戸の文殊」・「九世戸の文殊」とも呼ばれていて、古くから信仰の厚いところだそうです。

 境内には歴史的な建物があります。現存する多宝塔は室町時代のものですが、本堂、山門や方丈等はいずれも近世以降のものです。

文殊堂
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 解説書によると「本堂に相当する文殊堂は明暦年中および宝暦年中の江戸期に修理を経たと伝える。内陣中央の「神建の柱」と称する四本柱や天井は室町初期を下らぬ古いものといわれるが、全体的には江戸初・中期頃の建築という。」とあります。

 屋根はわずかに起(むく)りがある優美な宝形造り。正面に三間の向拝を葺き降ろしています。木造平屋建て。

文殊堂
江戸初期から中期
設計・施工 : 不明
宮津市文珠466
撮影:2014.10.27
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 無相堂です。詳細は分かりませんでした。

多宝塔
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 丹後国守護代だった延永春信によって建立された、こけら葺きの塔屋で高さは 18.1mあります。塔は、石造り基壇に立ち、高欄のない縁をめぐらしています。国の重要文化財。

多宝塔
1501(明応10)年
重要文化財
設計・施工 : 不明
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山門(黄金閣)
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 駅方面から境内に向かうと文殊堂側に出ます。境内を通り抜けると山門に出たので、参拝としては逆行したわけですが、帰りは山門から入ってので、お許しいただきたく、お願いします。

 江戸中期に建立された唐様楼門は黄金閣とよばれています。宮津市指定文化財。

山門(黄金閣)
1767(明和4)年
宮津市指定文化財
設計・施工 : 不明
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by gipsypapa | 2015-04-23 09:34 | 建築 | Trackback(1) | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2015-04-24 06:28
歴史のあるお寺なんですね。
京都、奈良の古寺にも負けないくらいの趣を感じます。
敷地もかなり広いですね。
Commented by gipsypapa at 2015-04-24 08:13
j-garden-hirasato さん、
自分も全く知りませんでした。
天橋立に向かうときに
ここを通過します。
確かに広い境内でした。
日本には他にも
こんな寺社があるんでしょうね。
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