京都上賀茂の西村家別邸

c0112559_8433615.jpg
 もう一か所、上賀茂神社の旧社家2軒目は西村家です。元は社家の一つの錦部(にしきごり)家の旧宅で、明治時代に西陣織を扱う西村清三郎が買い取って別邸としたものです。

 購入時に江戸時代の趣を残して主屋を建て、庭園の整備を行ったそうです。見どころは美しい庭園で、現存する社家の庭園としては、最も昔の形をとどめているといわれています。作庭は、平清盛の時代に上賀茂神社の神主だった藤木重保と推測されているそうです。

 庭内に明神川の水を取り入れ「曲水の宴」を催す曲水川とし、再び明神川へ返すようになっています。庭内には降臨石と呼ばれる石組やみそぎの井戸など、神事に関わるものが庭に配置されていて、当時の神官の生活がしのばれます。京都市指定文化財(名勝)の木造平屋建て。

西村家別邸
旧錦部家住宅
主屋 : 明治中期
庭園 : 1181(養和元)年
京都市指定文化財(名勝)
設計・施工 : 平井竹次郎(棟梁)
作庭 : 藤木重保
京都市北区上賀茂中大路町1
撮影 : 2014.9
c0112559_8464445.jpg
c0112559_8465877.jpg
 明神川を渡り、門をくぐると、緑の小道が主屋まで続いています。
c0112559_8475248.jpg
c0112559_84864.jpg
c0112559_848206.jpg
c0112559_848319.jpg
c0112559_8484358.jpg
c0112559_8485312.jpg
 明治中期の住宅建築とはいえ、角度のない屋根や低い軒高などは、社家の様式を踏襲しています。
c0112559_8492443.jpg
c0112559_849353.jpg
 式台といわれる表玄関。
c0112559_8501135.jpg
c0112559_8502439.jpg
c0112559_8503631.jpg
c0112559_8504838.jpg
c0112559_85105.jpg
c0112559_8511530.jpg
c0112559_851326.jpg
c0112559_851485.jpg
 広々とした座敷から眺める・・・
c0112559_8522790.jpg
 美しい北庭が見どころです。
c0112559_853657.jpg
c0112559_8532318.jpg
c0112559_8533517.jpg
c0112559_8534977.jpg
c0112559_854051.jpg
c0112559_8542988.jpg
c0112559_8544333.jpg
c0112559_855241.jpg
c0112559_8551979.jpg
c0112559_8553354.jpg
c0112559_8554977.jpg
 庭を散策。
c0112559_8562747.jpg
c0112559_8564274.jpg
 これが「みそぎの井戸」。冷水をかぶって身を清めるところです。
c0112559_8572971.jpg
 降臨石。上賀茂神社の御祭神が降臨したとされる神山(こうやま)をかたどった石組みです。
c0112559_8581013.jpg
c0112559_8582783.jpg
c0112559_8584274.jpg
c0112559_8585728.jpg
c0112559_8591020.jpg
c0112559_8592354.jpg
c0112559_8593783.jpg
 犬走には瓦材が敷き詰められていました。
c0112559_903725.jpg
 晩秋は紅葉が素晴らしいとか。その季節は京都のいたるところで観光客があふれるのですが、ここはあまり知られてなく、穴場だそうです。

 ちなみに入邸料は500円。開庭日は3月15日~12月8日の9:30am~4:30pm。
by gipsypapa | 2015-03-13 09:06 | 建築 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://gipsypapa.exblog.jp/tb/23674300
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by j-garden-hirasato at 2015-03-15 06:22
このお庭が見たくて、
ここを訪れました。
派手さはありませんが、
とても落ち着いたお庭でしたね。
Commented by gipsypapa at 2015-03-15 08:48
j-garden-hirasato さん、
前回のコメントで
この周辺に来たことがあるとありましたので、
目的地はこの庭じゃないかと
ほぼ確信していました。
800年以上前に作られた庭が
手を加えられたとしても
今もあるというのは
驚きです。
<< 上賀茂伝統的建造物群保存地区 京都上賀茂の梅辻家住宅 >>