文京区向丘を歩く

 東京聖テモテ教会から左折し、東大農学部の西側を南下して、農学部の正門を目指して歩いています。

 この通りにはお寺が二つありました。つい最近までは、見どころが多い町の、この手の無名なお寺や寺院は見ずに、通過することがほとんどでしたが、今はそれなりに興味が出てきたので立ち寄るようになりました。そのために、ずいぶん時間を食うようになり、忙しいのです。
撮影 : 2014.7.30

願行寺
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 浄土宗寺院の願行寺(がんぎょうじ)は、既成山光明院と号します。開山は1494(明応3)年と古く、元は馬喰町にありましたが、明暦大火の後に、この地へ移転したそうです。江戸期には真行院、見光院、浄入院、勤修院、周楽院、顕性院、諦笈院、蓮乗院、真樹院の塔頭9ヶ院を擁していたとか。

願行寺
江戸中期か
設計・施工 : 不明
東京都文京区向丘2-1-5
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 山門横の通用門から。
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 正面の不動堂は屋根が反り返った中華風の意匠で珍しい。
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 本堂です。
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西教寺
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c0112559_11515382.jpg すぐ近くにあるのが山号、涅槃山究竟院(ねはんざん)の西教寺(さいきょうじ)。浄土真宗本願寺派の寺院です。 境内地は、関東大震災、戦災による焼失被害から免れたとかで、江戸時代の建築である鐘楼、表門を始め、本堂(明治4年再建)、書院(明治28年再建)など貴重な寺院木造建築を今に伝えています。



西教寺
江戸初期 / 明治初期
設計・施工 : 不明
東京都文京区向丘2-1-10
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 表門は旧姫路藩の酒井雅楽頭(大老)の屋敷にあった朱殿門で、明治7年(1874)移築されました。文京区指定有形文化財です。
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 左が本堂、右は鐘楼。

更新館
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 この通りの西教寺の傍にある、もう一つ気になった建物。更新館(こうしんかん)という戦後すぐに建てられた旅館です。

 ネット情報では「モーレツにレトロな宿」、「50人収容の宴会広間あり」、「東京のど真ん中なのにとにかく安い」、「素泊まり3500円から」とか、「部屋に鍵がかからない」などの情報がありました(笑)。

 東大を訪ねる人が使うのでしょうか。興味深い旅館ではあります。木造2階建て。

更新館
1948(昭和23)年
設計・施工 : 不明
東京都文京区向丘2-1-5
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 奥まで行きませんでしたので、ネットにあった写真を借用します。↓
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by gipsypapa | 2015-01-25 09:17 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2015-01-25 11:51
東京もお寺って、
境内がどこも綺麗に掃除されていますよね。
数が多いので、
ゆっくり参拝はしませんけど。
Commented by gipsypapa at 2015-01-26 08:16
j-garden-hirasato さん、
いや~、お寺と神社まで見るようになると
時間がかかって仕方がないです。(笑)
それでも半年前のこのころは
まだ見どころを理解しておらず
西教寺にサムネイルで載せている
木鼻の彫刻に気付かず
アップで撮影していません。(^^;;
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