如是山 千里寺本堂

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 阪急千里山駅の南西すぐの小高い丘に興味深い寺院があります。浄土真宗本願寺派(西本願寺)の千里寺(せんりじ)。普通のお寺と思ったら大間違いです。

 昭和3年(1928)に京都御苑内で行われた昭和天皇即位の御大典のため建てられた饗宴場の一部を移築したものなのです。この辺は「思いつくまま 近代歴史遺産の旅」というブログに詳しく書かれています。

 引用すると

 「御大典終了後、解体された饗宴場は3分割され、大阪の観心寺と関西大学、奈良の橿原神宮にそれぞれ移築された。観心寺のものは恩賜講堂として現存、橿原神宮のものは平成10年の台風で大破、解体され現存しない。関西大学に移築されたものが今日千里寺本堂として使われている建物である。」

 すなわち1957(昭和32)年に千里寺の落慶と同時に、移築されたわけです。

 入母屋造りの大屋根の寺院で、昭和初期の和風宮殿建築の様式をよく伝えていて貴重です。見どころは本堂内部。花模様の天井画が描かれた黒漆塗りの二重折上げ格天井と饗宴場時代のシャンデリアが華やかで素晴らしい。国の登録有形文化財の木造平屋建て。

如是山 千里寺本堂
1928(昭和3)年/1932(昭和7)年移築
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
吹田市千里山西1-37-42
撮影 : 2014.6.19
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 小さな外灯も当時のものでしょう。
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 本堂です。
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 美しい花模様の折上げ格天井と・・・
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 華やかで大きなシャンデリア。葡萄のように連なった電球は全部で35灯あるそうです。
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 襖絵もいいですね。
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 橿原神宮の観心寺恩賜講堂も見たくなりました。
by gipsypapa | 2015-01-14 08:40 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2015-01-15 06:09
お寺に洋風な外灯とシャンデリアというのは、
ちょっと違和感がありましたが、
こんな歴史があったんですね。
それにしても、
昭和天皇即位の御大典のためとはいえ、
こんな立派な饗宴場が建てられたんですか。
驚きです。
Commented by gipsypapa at 2015-01-15 09:26
j-garden-hirasato さん、
東京ではなく
京都にそういう饗宴場を
一時的に建てるということをする
時代だったのでしょうね。
今は良きにつけ、
悪しきにつけ
ありそうにないです。
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