半兵衛麩本店

c0112559_992348.jpg
 京の鴨川、五条大橋のたもとにある半兵衛麸(はんべえふ)は元禄二年(1689年)創業の京の麸屋です。半兵衛麸の本店は伝統的な京都の町家とそれに併設する石貼りの洋館からなっています。町屋は古いとは思いますが、洋館の方は戦後の築と思います。

 洋館は元医院だったというネット情報がありますが、定かではありません。石造鉄筋コンクリート造りという工法で、大谷石のような砂岩を用いて外壁を組み、内側を編んだ鉄筋を入れて、コンクリートを流し込むそうです。

 この工法は京都帝大教授から京都大学防災研究所を立ち上げ、初代所長をつとめた棚橋諒(たなはしりょう1907 - 1974)の考案で、戦後の建材不足を補うためだとか。従いこの建物は戦後間もなくの築ではないかと想像しています。町屋は木造、洋館は石造鉄筋コンクリート造り、それぞれ2階建て。

半兵衛麩本店洋館
昭和20年代?
設計 : 棚橋諒か?
施工 : 不明
京都市東山区上人町433
撮影 : 2014.6.13
c0112559_9103340.gif
c0112559_911211.jpg
c0112559_9111477.jpg
c0112559_911258.jpg
c0112559_9114067.jpg
 洋館の写真を撮っていると、中からお客さんを送り出している若い男性(多分ご主人)と目が合いました。挨拶をしたら「どうぞ中も見てください」とありがたいお言葉。
c0112559_9122022.jpg
 洋館部の1階は店舗で、古いステンドグラスやランプ、螺鈿の家具など、色んな時代のもの揃っています。
c0112559_9131195.jpg
c0112559_9132144.jpg
c0112559_9133188.jpg
c0112559_9134047.jpg
c0112559_9135096.jpg
c0112559_9135879.jpg
c0112559_914880.jpg
 冷たいお茶を御馳走になりました。6月とはいえ暑く、やや歩き疲れているので、ありがたかったです。
c0112559_9144857.jpg
c0112559_9145881.jpg
c0112559_9152114.jpg
c0112559_9153325.jpg
c0112559_9154525.jpg
c0112559_9155815.jpg
 2階へ上ります。
c0112559_9181623.jpg

c0112559_9163131.jpg
 2階は「お辧當箱(べんとうばこ) 博物館」。店に代々伝わる古い所蔵品が展示されていて素晴らしい。しかも無料で見ることができます。
c0112559_918328.jpg
c0112559_918256.jpg
c0112559_9183669.jpg
c0112559_9184771.jpg
c0112559_9185892.jpg
c0112559_9191052.jpg
c0112559_9192110.jpg
c0112559_9193267.jpg
 裏庭があります。
c0112559_920437.jpg
c0112559_9203389.jpg
 左側は典型的な京町屋です。洋館より古そうに見えますが、これも詳細は分かりませんでした。
c0112559_9241441.jpg
c0112559_9243119.jpg
c0112559_9244532.jpg
c0112559_9245626.jpg
 町屋の奥の茶房で、「むし養い」という麸・ゆばのお料理を食べることができ、人気があるようです。ただし、お昼のみ。このあと関西のローカルテレビの番組で紹介されたのを2回見ました。その内の一回は、俳優の榎木孝明のお勧めの店でした。
c0112559_9283454.jpg
 五条大橋の傍なので、義経と弁慶の襖絵があります。
c0112559_9284759.jpg
 洋館ばかり見て、町屋は最初にちょっと見ただけ。失敗でした。↓ の写真はHPから借用しました。
c0112559_929053.jpgc0112559_9291279.jpg
by gipsypapa | 2014-12-23 09:37 | 建築 | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://gipsypapa.exblog.jp/tb/23243982
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ruru at 2014-12-23 16:34 x
棚橋諒が発案した工法だからってこの建物が彼の設計であるという事にはならないのではないかね?
Commented by j-garden-hirasato at 2014-12-24 05:30
洋館と京町屋のセットというのは、
珍しいですね。
洋館の外観、
花崗岩と違って、
どこか温かみのある仕上がりになっています。
建物内も見学できるのは、
実に、嬉しいことですね。
Commented by gipsypapa at 2014-12-24 08:21
ruru さん、
なるほど。
記事を一部修正しときます。
もし設計者の名前か、
棚橋さんの設計じゃないというデータがあれば、
教えてください。
Commented by gipsypapa at 2014-12-24 08:24
j-garden-hirasato さん、
材料の石材はかなりポーラスです。
どこの石でしょうね。
京都の近くにはなさそうです。
町屋と洋館は内部でつながっています。
お土産に麩だけは買いましたが
買わなくても見学できます。
<< 晴鴨樓 太田内科診療所 >>