京都御苑の拾翆亭

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 京都御苑の中の南側、九條家の庭園だった九條池(勾玉池)に面して建つ、拾翠亭(じゅうすいてい)は東山を借景としています。五摂家のひとつであった九條家の別邸で、現存する唯一の建物。江戸後期に建てられたものです。

 主に茶会や歌会などの社交の場として使われたとか。数寄屋風書院造の瀟洒な建物と、広縁から眺める池の風情は、当時の公家の生活を、よく今に伝える建物です。基本的に毎週、金・土曜日に一般公開されています。入園料は100円。

 明治初期には池に屋形船を浮かべたりして、宴会場に使われたり、一時期は料亭となったことがあったとか。ある程度使われ続けたことが、この建物が生き残って、2001(平成13)年の修理を可能にしたといえます。木造2階建て。

拾翆亭
江戸後期
設計・施工 : 不明
京都市上京区京都御苑3
撮影 : 2014.5
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 屋根の端に鯱鉾があるのは珍しくありませんが・・・
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 片方は何故か沖縄のシーサ。
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 1階の広縁からの九條池と高倉橋の眺めが見どころ。中間に柱がない開けっぱなし。池は九条池で、その形から勾玉池とも呼ばれます。池に架かる高倉橋は、橋脚は三条大橋と五条大橋の材料が転用され、擬宝珠は三条小橋のものだそうです。
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 2階へ。
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 丁子七宝を意匠とした桟。丁子、すなわちグローブの花つぼみのこと。
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 厳島神社は九條家の鎮守社で、平清盛が祇園女御のために安芸の国から迎えたといわれています。鳥居が唐破風の形になっているのが珍しく、京都三珍鳥居の一つらしいのですが、他の二つが何かは知りません。
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by gipsypapa | 2014-11-11 09:29 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2014-11-12 20:29
以前訪れたことがありますが、
2階から眺める庭園の素晴らしさを、
教えてもらったのは、
この庭園です。
Commented by gipsypapa at 2014-11-13 08:15
j-garden-hirasato さん、
ここにも行かれましたか。
静かで雰囲気が良いところでした。
この日訪問した3軒の中でも
一番良い印象が残っています。
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