ギャラリー工房・チェリ

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 京福電鉄嵐山本線太秦駅の南、太秦小学校の校庭に面してチューダー・ゴシックの洋館があります。漆芸家の徳力彦之助が英国客船の調度品を購入して、自ら設計した住宅兼アトリエです。

 現在も「ギャラリー工房 チェリ デザイン」として、世界的にも数少ない「金唐革(きんからかわ)」作家の徳力康乃さんの工房兼ギャラリーに使われ続けています。また息子の竜生さんは主としてステンドグラスのアクセサリーや銀細工などを販売。ガラスのフュージングの製作体験もできる工房でもあります。

 徳力は、かねてより「英国の田舎風住宅」に憧れていたといわれ、その夢をこの家に託したのでしょう。飾り煉瓦を散りばめた煙突が非対称に立っています。チューダー様式の特徴である、鋭角的な切妻屋根にハーフティンバーの妻面を正面に見せています。白い4本のギリシャ風付柱の間に3つのキャンドル型のステンドグラスを配する、ピクチャレスクで魅力的なファサードです。

 内部も上質な英国家具やステンドグラスを使用した華麗な意匠を散りばめています。徳力彦之助の基本設計を元に櫻井馬淵建築事務所が実施設計を行いました。国の登録有形文化財の木造、一部鉄筋コンクリート造り、地上2階、地下1階建て。

ギャラリー工房・チェリ
旧徳力彦之助邸
1937(昭和12)年
登録有形文化財
設計 : 徳力彦之助+櫻井馬渕建築事務所
施工 : 織田源三
京都市右京区太秦組石町2-2
撮影 : 2014.4.
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 3階建てに見えますが、傾斜地のため玄関は構造的に地下室にあります。
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 灯具はガラスを窯などで700~800度に熱し、溶け合わせて作品を作るフュージングという技法で作られています。
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 一番の見どころは階段の踊り場にある大きな3連のキャンドル形のステンドグラス。
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 ガラス工房らしく、ステンドグラスが数多く使われています。
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 お母様の工房です。「金唐革(きんからかわ)」とは、なめし革の上に特殊な塗料で金属箔を塗り、金型で文様をプレスし、彩色する技法。
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by gipsypapa | 2014-11-09 11:28 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2014-11-10 06:21
相当拘りのある建物です。
芸術家って、
自ら設計しちゃうんですね。
東京・谷中の朝倉彫塑館もそうでした。
建築の知識とか、
自ら学んでマスターしちゃうんでしょうね。
さすがです。
Commented by gipsypapa at 2014-11-10 21:21
j-garden-hirasato さん、
建築家ではなく
個人的な趣味嗜好で設計した建物は
見るべきものがありますね。
いわゆる自家設計というもので、
今は思い出せませんが
すぐれものがあります。
朝倉彫塑館?なるほど。
でも中庭も撮影禁止でしたっけ。
そりゃいかんな~。
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