野村塵外荘

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 海光町の石畳地区の一番海寄りの坂の下に白亜の南欧風洋館、野村塵外荘(じんがいそう)があります。ここを訪ねたのは、この建物がお目当てでした。

 野村証券と大和銀行の創業者であり、証券王の二代目野村徳七(1878~1945)の熱海別邸として建てられました。熱海の海岸の風景にふさわしく美しいスパニッシュ風住宅建築です。

 鋭角的な切妻屋根にドーマー窓が並び、半円形の階段室を張り出し、壁面にはお洒落なアーチ窓。ネット情報では、1階にホール、大食堂等があり、2階は書斎・寝室等野村家の居住空間、3階は日本座敷で構成されているそうです。

 現在は増築した新館と共に野村証券のゲストハウス兼保養施設として使われているそうです。文化財登録されていないのが不思議なくらいの、鉄筋コンクリート造り、3階建て、地下1階。

野村塵外荘
旧野村家別邸
1939(昭和14)年
設計 : 橋本乾一
施工 : 竹中工務店
熱海市海光町4-43
撮影 : 2014.4.21
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 門から左に下がったところにある建物は、意匠的に別邸を踏襲しているので、区別がつきにくいのですが、野村証券の保養所として増築された新館です。野村建設工業㈱の設計・施工。築年は不明です。
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 増築部を手がけた野村建設工業㈱のHPにある全景。
by gipsypapa | 2014-08-10 08:33 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by sy-f_ha-ys at 2014-08-11 19:10
野村徳七と言うと、京都東山の碧雲荘が有名ですが、
熱海にも野村の別荘があったとは初めて知りました。
戦局が激しくなった昭和14年に、こんな洒落た別荘を建てたとは、
徳七さん、恐るべし趣味人ですね。
Commented by j-garden-hirasato at 2014-08-12 07:13
何か、お城みたいです。
昭和14年の築ということですが、
まだ、こういう建物が建てられたんですね。
Commented by gipsypapa at 2014-08-12 08:40
j-garden-hirasato さん、
忘れていました。
確かに碧雲荘の方が有名ですね。
戦争の直前に
こういう洋館を立てたというのは
物資のこともありますし
驚きですよね。
数寄者と認識していますが
洋物にも興味があったということですか。
Commented by gipsypapa at 2014-08-23 21:23
sy-f_ha-ys さん、
コメントにボケた返事をしてしまいました。
↑ はsy-f_ha-ys さんに答えたつもりでした。
大変失礼しました。m(__)m
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