起雲閣(その3)

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 内部の見学は洋館に移動。洋館は根津嘉一郎の別邸だった建物。特に意匠的に優れた「玉姫」「玉渓」、旅館時代に三つの部屋だった棟と「金剛」から「ローマ風呂」の棟がつながっています。

 1929(昭和4)年に金剛・ローマ風浴室の棟を、1932(昭和7)年に玉姫・玉渓の棟を建て増して、現在の形に近くなりました。

 また旧大浴場がある棟は戦後1947(昭和2)年までに建てられた旅館時代のものです。

起雲閣 洋館「玉姫・玉渓・金剛」
旧根津嘉一郎別邸
熱海市指定有形文化財
1929(昭和4)年、1932(昭和7)年
設計・施工 : 清水組
熱海市昭和町4-2
撮影 : 2014.4.20

洋館「玉渓」(ぎょくけい)
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 中世英国の「チューダー様式」に「名栗仕上げ」を取り入れたヨーロッパの山荘風の造りになっているそうです。暖炉の覆いにはサンスクリット語の飾りを配すなど、根津嘉一郎が好んだ独特の空間です。
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洋館「玉姫」(たまひめ)
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 正面中央に暖炉があるヨーロッパのデザインを基本にしていますが、「折上格天上」(おりあげごうてんじょう)など日本の神社仏閣に見られる建築様式を取り入れています。
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洋館「サンルーム」
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 玉姫の間に併設されたサンルームは、大きな窓とステンドグラスの天窓と色鮮やかなタイルの床が特徴で、アールデコを基調にしています。
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洋館「初霜」「松風」「春風」
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 続く棟には三つの部屋があり、展示室になっています。旅館時代にそれぞれの部屋に宿泊した著名人の資料が展示されていました。
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洋館「金剛」(こんごう)
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 根津嘉一郎が建てた最初の洋館。洋風の格天井に石積みの暖炉。その上方のスペード、ハート、ダイヤ、クラブを象った模様や草花の模様などを、洋館では大変珍しい螺鈿細工(らでんざいく)で散りばめてあります。また蝶番やドアノブなど、細工が施された建具金物は建築当時の物です。
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ローマ風浴室
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 洋館「金剛」に併設されたローマ風浴室はステンドグラスの窓やテラコッタ製の湯出口などに建築当時の物が残っています。
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旧大浴場
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 こちらは旅館時代に増設された棟にある大浴場です。
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喫茶室「やすらぎ」
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 ここで一休み。旅館時代のバーをそのまま使用しているそうです。
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by gipsypapa | 2014-07-26 10:04 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by MANAZOU at 2014-07-26 16:41 x
こんいちは、
内部のタイル
いい感じですね。
いつか見てみたいです。
Commented by j-garden-hirasato at 2014-07-27 12:28
これは見応え十分な物件ですね、
建物も庭園も。
高級旅館として存続できなかったのは残念ですが、
市の管理になって、
一般公開されたことは、
一般庶民にとっては有難いことです。
高級旅館のままでは、
一生目にすることができなかったかもしれません。
実家からさほど近い距離ではありませんが、
同じ県内、
馴染みのある場所なので、
これは、行かない訳にはいきません。
Commented by gipsypapa at 2014-07-27 21:11
MANAZOU さん、
見応えがあります。
いいですよね。
j-garden-hirasato さんと同じ気持ちです。
簡単に見れるのがうれしいです。
行きさえすればすぐ見れますよ。
入館料は510円でした。
Commented by gipsypapa at 2014-07-27 21:15
j-garden-hirasato さん、
はい。我々にとっては逆にラッキーだったかも。
そのままだったら行ったかどうか・・・
ご実家に帰る機会があれば
行ってみてください。
ほぼ毎日開いていますが
帰省シーズンはHPで確認してからどうぞ。
せっかく熱海まで行く機会があれば、
この後のアップ分も
ご参考に。
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