起雲閣(その1)

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 熱海でのお目当ての一つだった起雲閣。元は農商相だった内田信也が母親の静養のために1919(大正8)年に建てた和館に始まりました。2代目の持ち主である実業家の根津嘉一郎が、1929(昭和4)年に金剛・ローマ風浴室の棟を、1932(昭和7)年に玉姫・玉渓の棟を建て増して、現在の形に近くなりました。

 戦後になり、1947(昭和22)年に桜井兵五郎が建物と土地を取得し、旅館・起雲閣として開業しました。旅館にするために、様々な改修や増築がなされたと思われます。

 長く高級旅館として人気がありましたが、時代の流れか、1999(平成11)年まで営業をしたのち廃業。2000(平成12)年 に熱海市が取得し、観光施設として一般公開を開始しました。訪ねた時も観光バスが乗り付け、多くの観光客で賑わっていました。見どころが多いので、外観と内部に分けてアップします。

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 園内マップです。
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 表門。最初に内田信也別邸が建てられた時からのもの。薬医門(やくいもん)とよばれる形式です。
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 内田信也が建てた和館「麒麟・大鳳」 (きりん・たいほう)の部屋がある木造2階建て。

起雲閣 和館「麒麟・大鳳・孔雀」
旧内田信也別邸
熱海市指定有形文化財
1919(大正8)年
設計・施工 : 不明
熱海市昭和町4-2
撮影 : 2014.4.20
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 裏側は美しい庭園に面しています。
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 洋館は根津嘉一郎の別邸。特に意匠的に優れた「玉姫」「玉渓」に旅館時代に三つの部屋だった棟と「金剛」から「ローマ風呂」の棟がつながっています。木造2階建て。

起雲閣 洋館「玉姫・玉渓・金剛」
旧根津嘉一郎別邸
熱海市指定有形文化財
1929(昭和4)年、1932(昭和7)年
設計・施工 : 清水組
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 これも根津嘉一郎の別邸。旅館時代は和風の客室でした。
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 旧大浴場がある棟は戦後1947(昭和22)年までに建てられた旅館時代のものです。
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 起雲閣の庭園は池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)の美しい庭園です。敷地内の各建物、各部屋それぞれの場所から眺めたとき、どこから眺めても快適な庭となるように設計されているそうです。
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 蔵は内田別邸が建つ前から存在していた石蔵です。
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by gipsypapa | 2014-07-24 09:09 | 建築 | Trackback | Comments(0)
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