日光金谷ホテル別館

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 本館の北東にある別館。こちらは千鳥破風の屋根と唐破風の車寄せ付き玄関など施設群の中では最も和風の意匠となっていますが、ネット情報では2×4(ツーバイフォー)を思わせる洋風の構造を採用しているそうです。

 文化遺産オンラインによると「外観は真壁造に見せ,屋根は八棟造風に賑やかにつくる。久米権九郎設計になる和風建築で,構造は組立柱等を用いた久米独自の耐震木構法による。 」とあります。昭和初期以前に全国に数多く建てられたホテルのスタイルで、外国人客を意識し、和風を強調した外観に西洋風の設備や内装を施したクラシックホテルの典型といえます。

 設計者の久米 権九郎(くめ ごんくろう1895 - 1965)はすでに万平ホテルの設計者として紹介しましたが、こちらの完工の方が1年早いようです。久米設計(当時は久米建築事務所)の創立者で、皇居御造営事務局御用掛として二重橋他宮内関連の橋梁築造や、佐世保鎮守府軍港などを手がけたそうです。国の登録有形文化財と近代化産業遺産の木造一部鉄筋コンクリート造3階建て。

日光金谷ホテル別館
1935(昭和10)年
登録有形文化財
近代化産業遺産
設計 : 久米権九郎
施工 : 不明
日光市上鉢石町1300
撮影 : 2013.10.8 & 9
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 玄関両脇の壁にはこのような手の込んだ彫刻があります。
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by gipsypapa | 2014-03-16 21:24 | 建築 | Trackback | Comments(0)
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