日光金谷ホテル本館

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 2泊目は創業140年の日光金谷ホテルです。有名なリゾートクラシックホテルで、日光のシンボルになっています。

 金谷ホテル創業者の金谷善一郎が、建設途中で放置されていた三角ホテルを買収して1893(明治26)年に竣工しました。1936(昭和11)年に当初の木造2階建て本館の地面を掘り下げて、3階建てに増築するという大改造など、これまで数回の増改築が行なわれたそうです。

 本館は1階にフロントロビーとバー、2階に食堂と7客室,3階に17客室などがあり、本格的な洋風ホテルですが、内外部の随所に和風意匠を採り入れています。

 特に創業者の金谷善一郎が東照宮に勤めていたこともあり、お膝元のホテルらしい極彩色の彫り物、格天井、天井画など工芸的装飾品など、東照宮のイメージを随所にちりばめています。それらの華麗な装飾を見るだけでも時を忘れてしまいます。

 ホテルの一連の建物は高低差のある緑豊かな斜面に建ち、優れた意匠と技を用いた和洋の混交が素晴らしく、日光に相応しい景観を形成しています。国の登録有形文化財と近代化産業遺産の木造一部大谷石造り、3階建て。

日光金谷ホテル本館
1893/1936(明治26/ 昭和11)年
登録有形文化財
近代化産業遺産
設計・施工 : 不明
日光市上鉢石町1300
撮影 : 2013.10.8 & 9
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 裏側です。正面からは、はっきりしませんが、裏から見ると木造であることがよくわかります。
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 ホテル入口にある手動の回転扉。本館が現在の3階建てになる以前からあり、昭和6年ごろにはすでに、使用されていたことが確認されているそうです。扉の上部には東照宮を思わせる彫刻。
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 外壁だけでなく、内部にも大谷石が使われています。
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 メインダイニングルーム隣ロビーの鳥居の形をした鏡。
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 1階のバー。
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 東照宮にもあった「想像の象」。
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 これは何?ちょっと不気味。東照宮の想像の像の片方かな。
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 本館の当初のメインダイニングで、現在の小食堂。格天井の花鳥風月画と柱頭彫刻が豪華絢爛で素晴らしい。しばらくみとれました。
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 小食堂の壁にある十二支の飾り彫刻。全部紹介できないのが残念です。
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 巳。
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 龍?
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 眠り猫もいます。
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 2階から1階ロビーを望む。
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 メインダイニングルーム前の階段の赤いランプは独特な擬宝珠(ぎぼし)装飾。近くの大谷川に架かる神橋(しんきょう)を思わせる欄干の装飾も使われています。
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 メインダイニング。ここにも華麗な柱頭彫刻があります。
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 メインダイニングルーム暖炉の上の彫刻「迦陵頻伽」(かりょうびんが)。会津小荒井の吉田仙十良の作品。迦陵頻伽とは上半身が美しい女性で、下半身が鳥の形をした想像上の生き物だそうです。岩絵の具の彩色が美しい。
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by gipsypapa | 2014-03-14 09:31 | 建築 | Trackback | Comments(6)
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Commented by uribon at 2014-03-15 09:26 x
こんにちは。いつも更新を楽しみにしています。
こちらのブログは、建物自体の魅力もさることながら
それをあますところなく伝える写真が素晴らしいです。
ホテルのダイニングルームなど、かなり暗いと思いますが、
クリアにゆがみなく撮影されているので驚きました。

撮影者のセンスと技術におうところが多いのは承知のうえですが、
さしつかえない範囲でどのような機材を使われているのか
教えていただけませんでしょうか。
一読者のずうずうしいお願いですが、よろしくお願いいたします。
Commented by j-garden-hirasato at 2014-03-15 10:05
さすが、金谷ホテル。
内装が「超」豪華ですねえ。
自分は外観を眺めただけですが、
外観だけでは、
何でこんなに有名か、
そのときは分かりませんでした。
本日、内装を拝見して、
納得いたしました。

Commented by gipsypapa at 2014-03-15 10:43
uribon さん、
いやー、お恥ずかしいです。
よく見てもらっているとか、
ありがとうございます。
機材ですね。
このシリーズに使ったのは二つ。
比較的新しい機種ですが
そんなに高価ではないです。
私がSony の NEX-5R、パワーズームレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」付き。
ミラーレスです。
妻が Sony のRX100。
こっちはコンデジですが1インチセンサー付きで比較的高級かも。
1眼レフも持っているんですが
旅にはやはり軽いのを好みます。
ここにアップした写真は両方が混ざっています。
自分でもどっちで撮ったかわかりません。(- -;;
両方の機能に共通しているのは
「プレミアムおまかせ」モードというのがあります。
室内はこのモードで撮影しています。
暗さに応じて連写して一つの画像にします。
これはとっても便利で、
建物の中に入る直前にこのモードにします。
フラッシュを焚かずに、
手ぶれなく自然に撮れますよ。
最近のカメラは、
他の会社でも似たような機能があるんじゃないでしょうか。
Commented by gipsypapa at 2014-03-15 10:49
j-garden-hirasato さん、
まったく中を見ないとわかりませんよね。
本館の外観からは
明治中期の築とは思えない
モダンな雰囲気があります。
ところが内装の各所の装飾は
やはり歴史を感じました。
小食堂の天井画はすごかったです。
Commented by uribon at 2014-03-17 06:23 x
gypsypapaさん、
丁寧なご回答ありがとうございます。

プレミアムおまかせモード...軽いショックを受けています...
おまかせでここまでやってくれるのですね。
ギボシの赤と金もきれいに残っていますし、
人物もぶれることなく、その場を切り取ったようです。

私も一眼レフを持っているのですが、
室内をこんなにクリアに撮影するのは至難の業。
その前にシャッター音がうるさいので室内では使用がはばかられます。

さっそく「RX100欲しい病」にかかってしまいました。
価格も落ち着いてきたので増税前に買ってしまいそうです。

ご夫婦での建物巡りの旅、いいですね。
レトロな建物好きにとってはこちらのブログはとても貴重なデータベースでもあります。
これからも更新を楽しみにしています。
Commented by gipsypapa at 2014-03-17 09:27
uribon さん、
前回、何をどっちのカメラで撮ったかわからない、と言いましたが
食堂で使ったのは間違いなくRX100でした。
おっしゃるようにシャッター音がしないので、
こういうときには間違いなくこれです。
誤解なきよう申しますが、この時だけは撮影者は私です。(笑)
価格コムでみても評判がいいようです。
私がRX100を知ったのは
NEX-3も持っているので、当時新発売された
パワーズームレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」を
欲しいと思って価格コムのクチコミを読んだら
こんなレンズを買うくらいならRX100がいい
という論争があったからです。
結局私は両方買ってしまいました。(- -;;
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