旧富岡製糸場 首長館(ブリュナ館)

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 創業時に指導者として雇われていたフランス人ポール・ブリュナが家族やメイドと暮らしていた住居です。桟瓦葺きの寄棟屋根をもつ巨大な住宅で、一家族用としては望外の規模といえます。そのせいというか、当然というか、ブリュナが明治9年に帰仏した後は、寄宿舎や工女に読み書きや和裁などを教える夜学校、後には片倉富岡高等学園の校舎として利用されたとか。

 建物は長大な高床式で周囲に回廊風のベランダをもつ風通しが良く、開放感のある設計です。なお、説明書によると、床下には、建設当時に造られた煉瓦造りの地下室が現在も残っているそうで、この建物も内部を開放して欲しいものです。ただし、校舎や講堂として使うために内部は大幅な改造が加えられ、当初の面影は少ないそうです。国の重要文化財の木骨煉瓦造平屋建て。

旧富岡製糸場 首長館(ブリュナ館)
1873(明治6)年
重要文化財
設計 : E.A.バスチャン(Edmond Alfred Bastien)
施工 : 大蔵省直営
富岡市富岡1-1
撮影 : 2013.10. 8
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by gipsypapa | 2014-03-06 10:07 | 建築
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