函館の擬洋風建築

 4年前にも下見板張りに2階建ての典型的な函館の擬洋風建築をかなり紹介しました。今回も散策するうちにいくつか見つけましたのでまとめてアップします。

旧三上ふとん店
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 「関根要太郎研究室@はこだて」で見て住所を控えていました。ベイエリアに向かって歩く途中にあるので立ち寄りました。路面電車の宝来町と青柳町の電停の中間にある擬洋風建築。

 「関根要太郎研究室@はこだて」で見た写真と同じですが、違いは店が閉まっていること。空き家になっている雰囲気です。ちなみにGoogle のストリートビューで見ると2011年9月にはちゃんと営業している「いらっさいませ」というのぼりが見えます。

 2階の出窓が左右非対称。背後に普通の切妻平屋建てがつながる看板建築風の、ある意味函館らしい擬洋風建築、2階建て。

旧三上ふとん店
1934(昭和9)年以降
設計・施工 : 不明
函館市宝来町2-5
撮影 : 2013.8.29
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真壁家住宅店舗
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 ライトブルーの下見板張り、2階には両開きの縦長窓が並ぶ、洋風を強調した典型的な和洋折衷様式の町家です。漁業関連会社の社宅として明治41年に建てられたとか。函館市伝統的建造物の木造2階建て。

真壁家住宅店舗
旧又十藤野社宅
函館市伝統的建造物
1908(明治41)年
設計・施工 : 不明
函館市元町17-9
撮影 : 2013.8.29

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 2軒向こうにほぼ同じ形の建物がありますが、こちらは幌村家所有建物。同じころの築です。函館市伝統的建造物の木造2階建て。

幌村家所有建物
1908(明治41)年
函館市伝統的建造物
設計・施工 : 不明
函館市元町17-9
函館市伝統的建造物
撮影 : 2013.8.29

1107物語
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 幌村家所有建物の背中あわせにも擬洋風建築の2階建てがあります。詳細は不明ですが、地図上は「1107物語」となっており何かのお店のようです。ただ、このときはシャッターが下りていて、営業している雰囲気はありませんでした。木造2階建て。

1107物語
築年 : 不明 
設計・施工 : 不明
函館市元町17-4
撮影 : 2013.8.29
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隣に純和風の蔵があります。

能登家住宅
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 和風の2階建ての玄関脇に洋風の応接間を張り出しています。窓の幾何学的な桟の模様はライト風のすぐれものです。木造2階建て。

能登家住宅
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
函館市元町
撮影 : 2013.8.29

石田家住宅
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 大正末期に建てられた擬洋風の住宅です。白い下見板張りに非対称の造りは、他の店舗兼用住宅とは一線を画しています。木造2階建て。

石田家住宅
1924(大正13)年
設計・施工 : 不明
函館市元町
撮影 : 2013.8.29
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磯田家住宅
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 その隣も同時期に建てられた住宅。方形屋根に唐破風のような玄関やその脇の丸窓など、和風の色合いが強い木造2階建て。

磯田家住宅
1926(大正15)年
設計・施工 : 不明
函館市元町
撮影 : 2013.8.29
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カフェやまじょう
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 4年前の積み残しです。詳細は不明ですが、かなり古そうな住宅がカフェとして使われています。1階が町屋風、2階は白い下見板張りの洋風。典型的な擬洋風建築の木造2階建て。

カフェやまじょう
旧山田・太田邸
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
函館市元町30-5
撮影 : 2009.9.24
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元町の2軒長屋
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 これも4年前の写真です。こちらは平屋建て。窓周りなどがサッシになっていますが、古そうです。玄関が二つあるので、いわゆるダブルハウス。木造平屋建て。

元町の2軒長屋
築年 : 不明
設計・施工 : 不明
函館市元町30-5
撮影 : 2009.9.24
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 これで函館シリーズを終わります。次からはクラシックホテルのツアーをやります。
by gipsypapa | 2014-02-26 14:24 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2014-02-27 06:48
函館には、
レトロな民家が多いんですね。
建物の形も、
函館スタイルで面白いです。
ゆっくり巡ってみたいですね。
Commented by gipsypapa at 2014-02-27 10:08
j-garden-hirasato さん、
函館は小樽と並んで
北海道ではレトロ建築の密度が高い都市です。
2回目だったので
ほとんどの建物を見つくした感じで(笑)
満足しました。
遠いので機会はそんなにないでしょうが
一度ゆっくり廻るのはお勧めです。
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