ニチロビルディング

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 市役所前の電停から海に向かうと近代的な大型オフィスビルが目に入ります。北洋漁業が盛んだった時代に日魯漁業函館支店として建てられたものです。4階建てと5階建てのあずき色をした外壁のビルが並んでいますが、建てられた時期が違っています。

左側は昭和9年に建てられたもので、上層階は縦長窓が整然と並び、1階部分には半円アーチ窓や開口部があり、クラシックな雰囲気があります。鉄筋コンクリート造り4階建て。

ニチロビルディング
旧日魯ビル
1934(昭和9)年
設計・施工 : 木田組
函館市大手町5-10
撮影 : 2013.8.29
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 右側の5階建ては、元は社員倶楽部と事務所に使われていたビルだそうです。装飾がほとんどない現代的な意匠で4年後の昭和13年に建てられたものです。上層階の窓は横長の開口部に白い窓枠をカーテンウォール風に並べた印象的でモダンなデザイン。両側に階段室がありました。鉄筋コンクリート造り5階建て。

1938(昭和13)年
設計 : 図師嘉彦
施工 : 木田組
函館市大手町5-10
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by gipsypapa | 2014-02-20 09:53 | 建築 | Trackback(2) | Comments(2)
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Tracked from 関根要太郎研究室@はこだて at 2014-02-20 22:20
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Tracked from 関根要太郎研究室@はこだて at 2014-02-20 22:32
タイトル : 函館ニチロビルディング(函館の建築紹介)その1
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Commented by j-garden-hirasato at 2014-02-22 06:54
実にシンプルで、
逆に特徴がなさすぎですが(笑)。
今も現役ですね。
喜ばしいことです。
Commented by gipsypapa at 2014-02-22 09:17
j-garden-hirasato さん、
知らずに見たら
古い建物とは思わないですよね。
この一角ではよく目立ったビルではあります。
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