カトリック弘前教会

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 翆明荘から東へ向かうと尖塔のある教会があります。明治末期に建てられたロマネスク様式を基調としたといわれるカトリック教会。切妻屋根を正面にして尖塔を配置し、開口部のロマネスク半円アーチや左右の隅の柱が特徴の華麗な教会です。

 聖堂内部はいわゆる蝙蝠天井で、木製のクロスリブヴォールトが組まれています。リブ柱の濃い茶色と天井や壁の白漆喰の対比が教会らしい雰囲気を醸し出しています。内部も外壁も明治末期とは思えない、新しい感じを受けます。最近改修されたのでしょう。

 設計は建築の心得があったといわれるオージェ神父(多分フランス人)、施工は堀江佐吉の弟であり、自らもクリスチャンで横山家へ養子に行った横山常吉が請け負いました。またしても堀江一家です。青森県重宝の木造平屋建て。

カトリック弘前教会
1910(明治43)年
青森県重宝
設計 : オージェ神父
施工 : 横山常吉
弘前市百石町小路20 
撮影 : 2013.8. 27
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 正面奥のゴシック式の木製祭壇は、1866(慶応2)年にオランダ=ロールモンドで製作されアムステルダムの教会に設置されていたもの。1939(昭和14)年に当時の主任司祭であったコールス師が譲り受けて当教会堂に設置したとあります。総ナラ製の高さは8メートルあり、その見事な細工と、聖像を含めすべてナラの木で製作されているのが貴重で、国内でも高い評価を受けている祭壇の一つだそうです。
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 細長の鮮やかな色彩のステンドグラス窓には現代的な絵が描かれています。神の人間への救いの歴史がテーマにしたもので、1984(昭和59)年にカナダのローソン神父が製作して、寄贈されたものとか。
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by gipsypapa | 2014-01-06 14:10 | 建築 | Trackback | Comments(0)
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