台湾大学医学院

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 濟南教会から南へ下るとヨーロッパにでも行ったような優雅な雰囲気の近代建築が見えてきます。台湾総督府医学校として建てられ、台湾総督府医学専門学校を経て、戦後に台湾大学医学院になりました。医学院として授業が行われていますが、同時に医学人文博物館として公開されています。

 ファサードは列柱の間にアーチ窓を置く様式主義のデザイン。西側には1階はアーチ、2階は柱で支えた回廊があります。内部も柱はアーチ構造で、3芯アーチを使うなど変化に富んだ意匠です。

 ネット情報によると、現在の建物は1930年の館内火災で改修工事が施され、建設当初の姿は失われているとのこと。明治40年という築年から考えると、アーチの多用もあり、煉瓦か石造りだったと思われますが、今の建物を見る限りそういう感じは受けず、鉄筋コンクリート造りの2階建てに見えました。

 少なくともオリジナルは台灣総督府営繕課に在籍していた近藤十郎の設計ですが、改修時に建て替えられた可能性を感じるので、設計者は不明にしました。とはいえ大改修されたとしても、その時期は戦前のはずなので、古蹟指定は当然でしょう。

台湾大学医学院
旧台湾総督府医学専門学校
1907(明治40)年
市定古蹟
設計・施工 : 不明
台北市中正区仁愛路一段1号
撮影 : 2013.3.22
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 1階ロビーの一角がカフェになっていて、ここで軽い昼食をいただきました。
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 2階へ。
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 裏に回りました。芝生の庭があります。この方向から見ると建物は新しいようです。
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 正面のファサードは見どころなのですが、前の道が狭く、全景の撮影は無理でした・・・。
by gipsypapa | 2013-11-05 14:31 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2013-11-06 21:17
火災で改修されているといっても、
なかなかの状態です。
でも、
当初とはずいぶん違うのでしょうね。
Commented by gipsypapa at 2013-11-07 10:03
j-garden-hirasato さん、
ネットに古い白黒写真があったので見たら
やはりファサードは違うようです。
それでも良い建物です。
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