三井物産横浜ビル

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日本大通にある三井物産の横浜ビル。三井物産横浜支店として建てられました。シンプルな白いタイル貼りの大正初期とは思えないモダンなオフィスビル。角に丸みを持たせた優雅な印象です。向って左が大正2年築の1号館。右が昭和2年に同じデザインで増築された2号館です。1号館は日本で最初の全鉄筋コンクリート造りの事務所建築だそうです。

 設計は日本における鉄筋コンクリート技術の先駆者の一人で、横浜に数多くの作品を残した遠藤於莵(えんどう おと1866 - 1943)。既にこのシリーズで横浜正金銀行(現 神奈川県立歴史博物館)、生糸検査所(現 横浜第二合同庁舎)、生糸検査所倉庫事務所(現 北仲BRIC)を紹介しています。鉄筋コンクリート造4階建て、地下1階。

三井物産横浜ビル
旧三井物産横浜支店
1号館 : 1913(大正2)年 / 2号館 : 1927(昭和2)年
設計 : 遠藤於菟(1号館は遠藤於莬+酒井祐之助)
施工 : 直営
横浜市中区日本大通14
撮影 : 2012.12.9
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 最初の写真の左奥にちらっと見える低いビルは1910(明治43)年で同じ遠藤於菟設計の旧三井物産横浜支店附属倉庫で、現在は日東倉庫日本大通倉庫になっています。これは煉瓦造3階建て、地下1階。
by gipsypapa | 2013-10-02 10:06 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 高蔵 at 2013-10-04 01:44 x
「建築雑誌」大正元年305号に1号館建設の記事がありますが、それによれば1号館は明治44年(1911年)8月とあります。
Commented by gipsypapa at 2013-10-05 09:29
高蔵さん、
コメントをありがとうございます。
ご指摘を受けてネットを調べました。
確かに1911年という記事がありますね。
一方、1913年もあります。
私が参考にしたのは
「近代建築散策」
http://maskweb.jp/b_yoko-mitsui_1_1.html
「横浜開港の地を歩く」
http://www.geocities.jp/helloih/yokohamakaikou.html
のどっちかでした。
両説あるので、当面の記述はそのままにしておきます。
ともあれこの種のコメントは大歓迎です。(^^)
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