日本キリスト教団横浜海岸教会

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 開港資料館を東側に出ると開港広場の一角に横浜海岸教会の尖塔が見えます。

 1871(明治4)年に石造の小会堂が建てられた、日本のプロテスタント教会発祥の地です。1875(明治8)年には大会堂が建設されて横浜海岸教会と改称されました。両会堂は1923(大正12)年の関東大震災で焼失したため現会堂が再建されました。 塔屋には1875年(明治8年)に鋳造された鐘があるそうです。

 まっ白な壁に上部にローソクの炎をかたどる縦長の窓が整然と並び、ゴシック様式のとがった三角屋根の鐘塔が印象的な教会です。礼拝堂はプロテスタントらしくシンプルで清潔なイメージ。柱のない天井の支持構造はヴォールトではなく△形となっているのが珍しい。

 設計は東京美術学校を出て宮内省内匠寮(ないしょうりょう)に入り、帝室博物館の実施設計にあたった雪野元吉。宮内省内匠寮の技師が何故このような教会の設計を手がけたのかは謎です。横浜市認定歴史的建造物の鉄筋コンクリート造り、3階建て。

日本キリスト教団横浜海岸教会
1933(昭和8)年
横浜市認定歴史的建造物
設計 : 雪野元吉
施工 : 宮内工務店
横浜市中区日本大通8
撮影 : 2012.12.9
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 キャンドル形の階段手すり。
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 フランク・ロイド・ライトのような幾何学形の天井。
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 窓もキャンドル形です。
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by gipsypapa | 2013-09-27 13:12 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2013-09-28 22:34
遊び心のある意匠ですね。
設計者の拘りが感じられます。
それにしても、
隣りの箱みたいな建物が残念!
Commented by gipsypapa at 2013-09-29 10:25
j-garden-hirasato さん、
プロテスタントなので
装飾はほとんどありませんが
各所に設計者のこだわりが感じられる
優れた教会堂だと思います。
> 隣りの箱みたいな建物が残念!
圧迫されているようです。
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