博物館網走監獄 煉瓦造り独居房・独立型独居房

煉瓦造り独居房
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 網走刑務所では、明治時代末期より、本州の監獄から煉瓦造りの技能を持った囚人を受け入れて煉瓦を焼き、出来上がった煉瓦を使い、塀や門、倉庫、独居房などの様々な施設造りを行いました。

 この独居房には、窓がなく、扉は二重、しかも煉瓦の壁の厚さは、40cm以上もあります。刑務所の規則の移り変わりにあわせ「懲罰房」「鎮房」「保護房」と呼び名も変わりました。

 明治時代の監獄の規則には、規則違反者を窓の無い真っ暗な部屋に閉じこめ、食事を減らし、反省させるという厳しい罰則があり、この独居房も当時の規則に合わせて建てられたものと考えられています。


博物館網走監獄煉瓦造り独居房
旧網走刑務所煉瓦造り独居房(移築復原)
1919(大正8)年ころ/1991(平成3)年移築
登録有形文化財
設計・施工 : 不明
網走市呼人1-1
撮影 : 2012.8.27
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独立型独居房
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 独居房は、1囚1房を理想とする監獄法に基づいて、網走分監創設時には16棟あり、明治45年の再建時には34棟ありましたが、社会復帰が行刑の目的となるにつれて、「社会性が養われる雑居が重視されるようになったことと、管理の手間がかかること」から次第に使われなくなりました。

 当時の資料をもとに再現した独居房は、板張りの小屋で、屋根は瓦葺き、内部は土間と居室に分かれ居室は畳2枚分の板張りになっていて、入口と欄間から明かりが入るだけです。


博物館網走監獄独立型独居房
旧網走刑務所独立型独居房(再現構築)
1912(明治45)年/1983(昭和58)年再現
設計・施工 : 不明
網走市呼人1-1
撮影 : 2012.8.27
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by gipsypapa | 2013-07-02 13:59 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2013-07-03 07:41
網走にも、
独房があったのですね。
こんな狭い中に閉じ込められたら…。
考えたくもありませんね。
Commented by gipsypapa at 2013-07-03 13:22
j-garden-hirasato さん、
悪いことをして監獄に入って
そこでも悪いことをしたら
懲罰として独房に入れられる・・・・
プライバシーはOKなんですがね。
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