杤木(とちき)ビル

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 若戸大橋の下にある、これも大正期の商業ビル。杤木商事(現、杤木汽船)が大正9年に本社として建設した建物。現在は雑居の事務所ビルとして使われています。

 初期の鉄筋コンクリート建築で、腰部や玄関周りは石貼り、上部は暗いあずき色のタイル貼りで、2階と3階のあいだの壁面に三つの菱形を飾る比較的地味な商業ビルです。

 設計は弟の松田軍平とともに松田建築事務所を設立し、北九州を中心に活躍した松田昌平(まつだ しょうへい 1889-1976)。このブログでも重要文化財の旧門司三井倶楽部を紹介しています。鉄筋コンクリート造り、3階建て、半地下室付き。

杤木(とちき)ビル
旧杤木商事本社
1920(大正9)年
設計 : 松田昌平
施工 : 不明
北九州市若松区本町1-15-10
撮影 : 2012.5.20
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by gipsypapa | 2013-05-31 13:25 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2013-06-01 07:25
派手さはありませんが、
堅実に造られた、そんな印象です。
レンガタイル張だと、
古い建物でも、
老朽化してる、という感じを受けないものですね。
Commented by gipsypapa at 2013-06-03 09:57
j-garden-hirasato さん、
松田昌平さんは
もっと装飾が多い建物が得意と思っていましたが
ここは意外におとなしいですね。
芸術的ではなく、
オフィスビルとしての
機能を追求したのでしょう。
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