岸和田市立自泉会館

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 岸和田を訪ねた1番の目的はこの自泉会館(じせんかいかん)。岸和田紡績(現ユニチカの前身の1つ)の創設者の寺田甚与茂氏に贈られた慰労金を基にして、社長を継いだ長男の甚吉氏が建て寺田財閥の倶楽部でした。現在は多目的文化施設になっていて岸和田市民のギャラリーやコンサート会場として利用されています。

 スパニッシュ風の洋館で、総じて装飾の少ないシンプルな外観ですが、大きな玄関ポーチを支える柱に様式主義の香りもあります。側面はモダニズムを感じる曲面を張り出した窓を並べるなど、多彩な印象です。

 内部は古典的で豪華な雰囲気がいたるところにちりばめられていて、曲線を多用した変化に富んだ設計です。見どころの大広間は吹き抜けの空間で、暖炉の煙道を内部に見せる珍しい設計になっています。

 設計はこのシリーズのC.T.L. BANKで紹介した渡辺節。旧乾邸とともに、彼の住宅建築の代表作です。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り2階建て。

岸和田市立自泉会館
1932(昭和7)年
登録有形文化財
設計 : 渡辺節建築事務所
施工 : 大林組
岸和田市岸城町5-16
撮影 ; 2012.5.5
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 私が訪ねた時はラッキーにも行事が行われておらず、問題なく内覧出来て、係りの人に親切に案内してもらいました。入場料も無料です。結構行事が多いらしいので、予めホームページで、予定を下調べしてから行くことをお勧めします。
by gipsypapa | 2013-05-21 13:24 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2013-05-23 07:03
内部空間が広く、
それだけでリッチな感じになりますね。
当時では、
一般人は足を踏み込めない空間、
やはり、質が違います。
Commented by gipsypapa at 2013-05-23 11:33
j-garden-hirasato さん、
昭和初期以前に建てられた
財閥系や皇族の住宅は
いずれも豪華な内装が素晴らしいです。
お金がかかっていますよね。
ここは個人が所有した倶楽部ですが
やはり当時の繁栄を感じさせます。
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