冬の間は雪で閉ざされる剣山麓の、標高1000mのところにあった民家。安永10年(1781年)の建物で、寄棟造り茅葺、間口七間、奥行四間で「本三六」の家と呼ばれます。間取りは、オモテ、ナイショ、ニワの三間に分かれています。 高松市のホームページより。 この家は剣山北側(徳島県美馬郡一宇村)で、周囲は山にかこまれ南斜面を造成した東西に細長い敷地にあった。昭和51年に移築、復元した。屋根は寄棟、茅葺で、東側面に杉皮葺の便所、物置がある。主屋は間口7間(約12.73メートル)、奥行4間(約7.3メートル)、前面に土庇がつき、東側の下屋は杉皮葺の建物である。棟札に「安永十辛丑(1781)三月吉辰日」と墨書がある。 西方1間半を土間、次の2間を「ナイショ」次の3間を「オモテ」、東の下屋を押入れ、オモテ後方の下屋に仏壇や押入がある。各室境に1間ごとに「コキ柱」を立てる。両室とも板敷で、天井は張られていない。オモテ南西隅に流し場、土間寄り中央にカマドを設けてある。外壁は大壁である。二間取の民家は古くは剣山地方にあったが、このように建築年代が明確なものは珍しい。太い梁を組んだ木組の空間構成はすばらしく、棟梁(とうりょう)の技法も魅力的である。 四国村 旧下木家住宅 1781(安永10)年 重要文化財 設計・施工 : 不明 高松市屋島中町91 四国村 撮影 : 2012.2.25
by gipsypapa
| 2013-02-26 13:08
| 建築
|
ブログジャンル
以前の記事
検索
タグ
商業施設(867)
住宅(634) 大阪(612) 観光(437) 北海道(402) 京都(378) 寺社(366) 公共施設(313) 庭(177) 東京(168) 学校(143) 福岡(142) 兵庫(139) 教会(138) 愛知(132) クラシックホテル(106) 神奈川(101) 長崎(89) 静岡(86) 香川(83) お気に入りブログ
gyuのバルセロナ便り ... nakajima aki... クロアチアの碧い海の夢 日本庭園的生活 ヴォーリズを訪ねて 近代建築Watch 里山ガーデン 関根要太郎研究室@はこだて SOMETIME BLUES It's on my mind 近代建築写真室@武蔵野台地 カフェ・ロッジ パルチザン Anthology -ま... 加越屋徳兵衛の電車大好き... はーとらんど写真感 いろいろ*絵描き帖 夢と希望 exblog以外
最新のトラックバック
記事ランキング
ライフログ
その他のジャンル
ファン
画像一覧
|
ファン申請 |
||