四国村 旧江埼燈台退息所

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 農家の古民家が多い四国村で、異彩を放つ洋館が別棟を含め4棟並んで建っています。いずれも燈台退息所です。

明治の初めに明石海峡を望む、淡路島北端の北淡町にあり、神戸の開港にそなえた灯台の一つ江埼燈台の吏員退息所だった建物です。江埼燈台は明治4年(1871)に点燈した、わが国8番目の洋式燈台で、この建物は外国人灯台守の宿舎でした。ベランダをもたない初期の灯台吏員退息所として貴重といわれています。構造は寄棟造りで、木造トラスで桟瓦葺の屋根を支えています。

 設計のリチャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton, 1841 - 1901)。スコットランド人で、イギリスの工兵技監にして建築家。明治時代に来日したお雇い外国人の一人です。数多くの灯台設置を手がけ、技師として勤務していた7年6ヶ月の間に灯台26、灯竿5、灯船2などを設計し、「日本の灯台の父」として知られています。国の登録有形文化財の石造平屋建て。

四国村 旧江埼燈台退息所
1871(明治4)年
登録有形文化財
設計 : R・H・ブラントン
施工 : 不明
高松市屋島中町91 四国村
撮影 : 2012.2.25
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by gipsypapa | 2013-02-20 13:34 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2013-02-21 07:05
当時は、
灯台守も外国人だったんですか。
この寄宿舎も、
かなり豪華です。
それほど灯台が、
重要だったということですね。
Commented by gipsypapa at 2013-02-21 10:42
j-garden-hirasato さん、
プラントンの作品リストでは
一番古いのが明治3年で、
その中の潮岬灯台は木造灯台です。
それまで日本にはちゃんとした灯台はなかったんでしょうね。
国産の灯具もなかったでしょうし、
外国人に頼ったのでしょう。
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