四国村 砂糖しめ小屋(2棟)、釜屋

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 四国村で最も印象に残った建物の一つ。他では見ることができないユニークな円錐形をしています。讃岐といえば、塩、うどんと和三盆。その砂糖の製造に関わる建物です。高松市のホームページを引用します。

 讃岐の白糖(和三盆糖)は、天保年間(1830-44)から生産が増大。大阪市場などで高く評価され、明治初年に舶来糖が輸入されるまで、その位置を確保していた。

 かつて、讃岐平野には砂糖しめ小屋が数多く存在したが、何時とはなく消失してゆく砂糖しめ小屋と、釜屋を四国村へ移築した。

 砂糖しめ小屋の屋根は、円錐形の茅葺きである。円形の内部には、白臼が据わっている。臼の軸から、長い腕木が伸びている。牛2頭が腕木を曳いてくるくる廻ることにより、砂糖きびを締めその汁がたれる。

 釜屋では、集められた砂糖きびのしぼり汁を煮つめる。土壁には、牛の角のこすり跡も残っている。建物は、慶応年間(1865~68)のものというが、讃岐の大工の腕も抜群であった。
 
 その他、砂糖製造用具の一部も展示している。


こちら↓は四国村の説明文。

 砂糖しめとは、サトウキビの汁をしぼるという意味。四国村にある2つの丸いしめ小屋は、香川県内に2棟だけ残っていた大変珍しいものです。

 外壁は曲面にあわせた大壁づくりとし、内部中央には三個の石臼(車石)が置かれていました。それら石臼に取り付けられた腕木をウシが引いてまわし、回転する石臼の間にサトウキビを差し込んで汁をしぼっていたのです。ウシは1日中間断なくまわり、柱にはウシの腹でこすられて摩滅した跡もみられます。


四国村 砂糖しめ小屋(2棟)、釜屋
慶応年間 (1865~1869)
重要有形民俗文化財
設計・施工 : 不明
高松市屋島中町91 四国村
撮影 : 2012.2.25
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by gipsypapa | 2013-02-14 13:05 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2013-02-17 20:18
円錐形というのは、
珍しいですね。
砂糖を絞めるのに、
何で円錐形なんでしょうか。
こういう建物は、
個人で保存はできないでしょうね。
Commented by gipsypapa at 2013-02-18 13:32
j-garden-hirasato さん、
牛がぐるぐる回って石臼を引いていたそうですから、
その軌道に合わせたら
自然に円形になるのでしょう。
四角だったら
壁が正面に見えてぶつかりそうで
牛が立ち止まるのでは。(笑)
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