倉敷中央看護専門学校

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 最後は敷地の東端に建つ3階建ての建物。旧外来棟、旧事務所棟と同じコンビの設計で建てられた看護婦養成所で、現在も倉敷中央看護専門学校として使われています。これまでの旧外来棟と事務所棟とはうって変わった、様式主義とモダニズムを両立させたような、外観です。

 1階部分の腰壁回りは煉瓦タイルを貼り。アーチ型の玄関ポーチに多少古典的な雰囲気がありますが、全体的に装飾は少なく、モルタル仕上げのドイツ壁に縦長窓が均等な間隔で並ぶ、あっさりした意匠になっています。なお3階部分は後に増築されたそうで、壁に継ぎ目が見えます。

 またネット情報では1923(大正12)年築というのもありました。少なくとも専門学校の設立は1923(大正12)年です。ただ他の2棟と違い鉄筋コンクリートで、外観のデザインが違いすぎるため、少し後の築の感じを受けます。ということで、もう一つ情報のあった1926(大正15)年としました。鉄筋コンクリート造り、3階建て。

倉敷中央看護専門学校
旧倉紡中央病院附属看護婦養成所
1926(大正15)年
設計 : 薬師寺主計(建築顧問)+隅田京太郎+武内潔真
施工 : 藤木工務店
倉敷市美和1-1-1
撮影 : 2011.12.4
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 玄関ポーチに表示されている「K.C.H College of Nursing」のK.C.H. はKurashiki Central Hospitalの意味です。
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by gipsypapa | 2013-01-22 13:32 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2013-01-23 06:47
先の建物とは、
全然雰囲気が違います。
学校の建築って、
こういう箱型になってしまうんですね。
Commented by gipsypapa at 2013-01-23 13:30
j-garden-hirasato さん
さすがにこれは病院臭はないです。(笑)
そうですね、学校だと教室が並ぶので
それぞれの部屋に差をつけることはありません。
また教室だとどうしても四角形の間取りになり、
結果として全体も箱型になるのかな。
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