大原美術館本館

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 江戸時代の町並みが整然と並ぶ倉敷川畔。純和風の家並みの一角にギリシャ神殿風の石造建築があります。日本初の西洋美術館として有名な大原美術館です。
 
 昭和の初期に倉敷を拠点に活躍した実業家大原孫三郎が私財を投じて建設したもの。私立としては日本最大のコレクションを誇る美術館です。大原孫三郎に認められた洋画家の児島虎次郎が、大原氏の支援を受けて渡欧したときに、西洋の名画を収集したものを、一般公開する目的で設立されました。美術品はエルグレコの「受胎告知」やクロード・モネの「睡蓮」など絵画約150点にのぼります。

 大型の美術館です。玄関の古代ギリシャ神殿風のペディメントに二本の巨大なオーダー。イオニア式柱頭と一般的には呼ばれている柱で、左右対称の渦巻状の飾りのつくのが特徴。円柱は一見、大理石に見えますが、実はセメントに石の粉を混ぜた人造石だとか。

 設計は岡山県出身の建築家、薬師寺主計(やくしじ かずえ、1884 - 1965)。東京帝国大学工科建築科を卒業後、陸軍省の技師を経て、大原孫三郎に招かれ倉敷絹織株式会社(現・株式会社クラレ)の取締役に就任。その経営に参画しながら大原家の関わる施設を中心に多くの建築を手がけました。倉敷では、この後にも彼の作品が登場します。日本の近代遺産50選に選ばれた鉄筋コンクリート造り、2階建て。

大原美術館本館
1930(昭和5)年
日本の近代遺産50選
設計 : 薬師寺主計+渡辺要
施工 : 藤木工務店
倉敷市中央1-1-15
撮影 : 2011.12.3 & 4
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 内部は撮影禁止です。とはいえ屋外にも数々の彫刻が展示してあります。
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 敷地の片隅にある東屋。
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by gipsypapa | 2013-01-04 16:10 | 建築 | Trackback | Comments(0)
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