鎌田共済会郷土博物館

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 坂出市でもう一つの有名な建物。鎌田共済会は 1918年(大正7年)に近くの鎌田醤油を経営する実業家・貴族院議員の鎌田勝太郎(かまだ・かつたろう 1862-1942)が、社会教育振興のために設立した財団法人です。この建物は鎌田共済会図書館として建設されたもので戦前の私設図書館の中でも全国有数の規模を誇る存在として知られていたとか。

 長く図書館として使われましたが、新図書館の竣工に伴って、再び鎌田共済会の所有となり、現在は大正時代に香川県内を中心に収集した古文書・絵図類、考古遺物、鉱物・化石資料など多くの資料を収蔵・展示する郷土資料館として一般開放(無料)されています。

 石造り風の白い目地切りの壁面が美しい建物。比較的シンプルな外観ですが、整然と並ぶ2階の半円アーチ窓や上部のパラペットの装飾は、当時最新の流行を取り入れた意匠が見られ、大正末期から昭和初期に全国各地で採用された洋風建築様式を代表するものです。現存する鉄筋コンクリート建築物としては県内最古だそうで、全国的にも初期の本格的鉄筋コンクリート造図書館建築としても貴重。香川県技師富士精一監修の下,竹中工務店が設計施工を担当。国の登録有形文化財の鉄筋コンクリート造り、3階建て。

鎌田共済会郷土博物館
旧坂出市立図書館
1922(大正11)年
登録有形文化財
設計 : 富士精一(香川県技師 監修)+竹中工務店
施工 : 竹中工務店
坂出市本町1-1-24
撮影 : 2011.11.26
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by gipsypapa | 2012-12-26 12:59 | 建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by j-garden-hirasato at 2012-12-27 06:57
化粧直しでもしたのでしょうか。
とてもきれいな外観です。
郷土資料館として現役ですが、
事務所とかお店とか、
人の出入りがあるものへの活用は、
できないものでしょうか。
Commented by gipsypapa at 2012-12-27 13:06
j-garden-hirasato さん
化粧直しがされたかどうかわかりませんが
きれいに使われています。
一般の利用はどうでしょうね?
確かに駅の近くではありますが、
周辺には賑わいはなかったです。
ここは鎌田共済会が維持管理していますが、
書いているように醤油屋さんです。
共済会の加入者が多いのでしょうかね?
頑張って続けてほしいです。
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