博物館明治村 川崎銀行本店

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 川崎銀行本店は、ルネッサンス様式を基調としており、当時の銀行・会社の本店建築の中でも本格的銀行建築である。構造は鉄筋コンクリート(一部鉄骨)造、外壁は御影石積で地上3階、地下1階建、間口約38メートル、高さ約20メートルの建築であった。関東大震災以前の大正10年に起工され、6年間の工期を費やして昭和2年に竣工した。設計者の矢部又吉は、ドイツのベルリン工科大学に学び、帰国後多くの銀行建築を設計したが、この建物はその代表作といえる。

 東京の中心地、日本橋のシンボルとして永く人々に親しまれてきたこの建物は、昭和61年ビル立て替えのため惜しくも取り壊され、正面左側角の外壁部分が明治村へ移築された。日本橋に建て替えられた新ビルは、旧建物の中央玄関部分や柱のキャピタル部分などを保存再利用し、旧建物の面影を活かしたポストモダーンのデザインとなっている。あわせて参考にすべきであろう。


博物館明治村 川崎銀行本店
1927(昭和2)年
登録有形文化財
設計 : 矢部又吉
施工 : 不明
旧所在地 : 東京都中央区日本橋
犬山市内山5-57博物館明治村内
撮影 : 2012.3.10
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by gipsypapa | 2012-11-16 13:02 | 建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by miffitea at 2012-11-16 23:21
なんと!重厚な美でしょうか!
この時代どのように建てられたか不思議です。
細工も綺麗ですね。
Commented by j-garden-hirasato at 2012-11-17 08:20
建物の一部ですよね。
重厚さはあるものの、
ちょっと痛々しい感じです。
遠方からの景色は、
どこかの文明の廃墟みたいですね。
Commented by gipsypapa at 2012-11-20 13:45
miffitea さん
銀行らしい重厚さがありますが、
権威的な感じはせず、モダンですよね。
明治村とはいえ、このように昭和初期のものもあります。
Commented by gipsypapa at 2012-11-20 13:48
j-garden-hirasato さん
一部だけをわざわざ移設したというのも
不思議な気がします。
そうそう、外国の廃墟を想像する部分がありますね。
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