レンガ造の壁に木造の洋小屋を載せて桟瓦を葺いている。出入り口は両開きのガラス扉に鎧戸を付け、窓は上ゲ下ゲ窓でやはり鎧戸を備えている。 建設に当たっては島の人々の協力があり、船着場から高台までの資材運搬等に従事したという。又、建物に使われたレンガや瓦も地元の産で、渡鹿野島の瓦屋竹内仙太郎が焼いた旨の刻印がある。移築のための解体も島民の協力を得て行われた。 博物館明治村 菅島灯台付属官舎 1873(明治6)年 重要文化財 設計 : リチャード・ヘンリー・ブラントン 施工 : 不明 旧所在地 : 三重県鳥羽市菅島町 犬山市内山3-30博物館明治村内 撮影 : 2011.9.22 レンガは洋風建築の主要部材であり、ヨーロッパ各国でほぼ同形のものが使われていたが、積み方にはそれぞれの国の特徴がみられる。イギリス積は長手だけが見える段と小口だけが見える段が交互に重ねられる方法で、フランス積は各段毎に長手と小口が交互に並び、見た目が美しいと言われている。他にオランダ積等がある。フランス積という呼び名は日本独自のもので、「フレミッシュ(フランドル)積」が訛ったものと思われる。
by gipsypapa
| 2012-10-11 13:29
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